連続テレビ小説「なつぞら」 スピンオフ 秋の大収穫祭とよさんの東京物語②

とよ「思うように やってみなさい。 あんたはね 本当に小さなことに いろいろ気付ける女なんだ。 お客さんや家族を よ~く見てんだろうね。 私は イノシシみたいな女だから あんたが いてくれたから ここまで やってこれたんだ。 妙子さん あんたがいたから 雪月は雪月なんだ。」

妙子「お義母さん…。」

レミ子「私も 妙子さんと一緒だな。」

とよ 妙子「レミ子ちゃん?」

レミ子「女役 自分にはできないって決めつけて 勝手に諦めてたのかもしれない。 今のままが 一番いいんだって 思うようにしてた。 とよさんに いい女って言ってもらえて すごく うれしかったんだ。 とよさんに 背中押してもらえた。」

妙子「うん。」

レミ子「私 挑戦する!」

妙子「私も!」

レミ子「ありがとう とよさん。」

とよ「ううん…。」

妙子「ありがとう お義母さん。」

とよ「頑張れ 妙子! 師匠!」

レミ子「はい!」

妙子「はい!」

とよ「じゃあ 声出すべか 3人で。」

妙子「えっ?」

とよ「よっこらせ…。」

レミ子「あ~!」

とよ「絶対 ネバーギブアップ!」

妙子「私も 頑張りま~す!」

レミ子「お願いします。 挑戦させて下さい!」

光子「咲ちゃん どうするの?」

咲太郎「レミ子… よく言った。」

雪月

雪之助「妙子…。」

雪次郎「あっ 母ちゃん…。」

夕見子「すみませんでした。」

妙子「えっ…。」

雪次郎「ごめんな 母ちゃん。」

雪之助「おめえばっか負担かけて 悪かったな。」

妙子「私こそ ごめんなさい 急に飛び出して…。 子どもみたいよね。 夕見子ちゃん あなたが 雪月を大きくしたい気持ちは よ~く分かる。 だけど 一人一人のお客様を 大事にしてほしいだけだわ。」

夕見子「はい…。」

妙子「雪次郎 あんたの腕は上がってる 頼りにしてるからね。」

雪次郎「はい。」

妙子「あんた… これからも 一緒に頑張ろう。 私 根岸さんのとこ行ってくる。」

夕見子「私も 一緒に行きます。」

雪之助「行っといで。」

雪次郎「あ… じゃあ ミルクまんじゅう 持ってってあげて。」

妙子「うん お願い。」

<いよいよ オーディション当日>

坂場家

とよ「では 行ってまいります。」

2人「絶対 ネバーギブアップ!」

とよ「絶対 ネバーギブアップ!」

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