連続テレビ小説「ちむどんどん」103話「君と僕のイナムドゥチ」

ちむどんどん・2階

智「歌子。 まだ 具合悪いのか?」

歌子「大丈夫。」

智「昨日の夜から 何かおかしいさ。」

歌子「大丈夫って 言ってるさぁ。」

智「今度の休み どっか連れてくよ。 東京タワーは?」

歌子「東京タワーは 一緒に行った。 うちが検査に来た時。 覚えてないわけ?」

智「あれ。 じゃあ 浅草寺。」

歌子「お母ちゃんと行って 一緒に あげまんじゅう食べた。」

智「何個食べた? 暢子は 10個も食べてたけど。 あっ じゃあ 上野動物園のパンダ。」

歌子「パンダは 暢ネーネーと行った。」

智「まあ 歌子は体調も心配だし 人混みは やめとくか。」

歌子「病人扱い しないでちょうだい。 どこか 行きたい所があったら 1人で勝手に行く。」

智「何か その態度。 人が せっかく…。」

歌子「どうせ うちは 陰気で病弱。 おなかの中に 弱気の虫も。」

智「誰も そんなこと言ってないさ。 何を すねてるわけ?」

歌子「もう帰って!」

智「勝手にせー。」

(足音)

道中

智「ぽってかす…。」

(クラクション)

「危ない!」

(クラクションとブレーキ音)

智「はっ…!」

沖縄料理店・ちむどんどん

暢子「はい もしもし。 ちむどんどんです。 あっ 三郎さん? えっ? 智が 瀕死の重体?」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク