連続テレビ小説「ちむどんどん」112話「豚とニガナは海を越えて」

沖縄料理店・あまゆ

賢秀「豚の仕事をしていることを 家族に ずっと言えなくて。 だけど… あれと出会って 一緒に働いてるうちに…。」

三郎「だんだん 自分が 変わってきた… か?」

賢秀「だからよ。 豚を 一生の仕事にしたい。 ウチナーンチュとして 豚の仕事に誇りを持って 真面目に コツコツ。」

三郎「つまり そう思わせてくれた女と 一緒になりてえ そういうことなんだろ?」

レストラン・フォンターナ
オーナー室

房子「彼に 何もかも正直に話して 自分の気持ちを伝えれば?」

清恵「私の気持ち?」

房子「あなた自身が 一番 分かってるでしょ? 過去の自分に意地を張ってるなんて つまんない。 心変わりしたっていい。 ウソつきになったっていい。 だって 好きな人と 一緒にいたいじゃない。 何度でも やり直せるのよ。 今 あなたが感じるままに ちむどんどんする自分にだけ 正直になりなさい。」

沖縄料理店・あまゆ

三郎「ほれてんだろ? 草の根 分けてでも 見つけ出せ。 そして ただひと言『悪かった あれはウソだった』と言え。」

賢秀「だけど…。」

三郎「いいんだよ。 ウソついたことのねえやつ しくじったことねえやつなんか いるか? うまく言えなかったら 黙って後ろから ガバッと抱きしめろ。」

賢秀「黙って後ろから…。」

三郎「そう。 それで 全部伝わる。」

賢秀「行ってきます!」

三郎「えっ 今? 居場所 分かんねえんだろ。 余計なこと 言っちまったかな…。 まあ いっか。」

スナック街

賢秀「はぁ はぁ はぁ…。」

(ドアが開く音)

客「リリィちゃん… リリィちゃん また歌おうね。」

清恵「は~い。 気を付けて帰ってくださいね。」

客「はい。 じゃあね。」

清恵「は~い。」

客「バイバ~イ。」

清恵「バイバ~イ。 またお願いしま~す。」

客「はいよ~。 ハッハッハッハ…。」

後ろに回り込んで抱きしめる賢秀w

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