暢子「はい。」
(歓声)
新垣「おいしそう~。」
暢子「こっちは タマンのから揚げに サクナや イーチョーバーの葉などをのせて 香りにアクセントをつけてみました。 こっちの ウジラ豆腐は ササゲの食感が最高なんです。」
安室「早速 食べてみようね。」
新垣「ヤサヤサ。」
和彦「大丈夫?」
歌子「うん。 少し 風に当たってくる。」
善一「デージマーサン。 さすが暢子! フッフッ…。」
安室「ヤサ!」
新垣「マーサンヤー! ん~ 香りがいいねぇ。」
安室「これ 給食にどうかねぇ。」
新垣「いいねぇ。」
安室「後で 作り方教えてもうおうかね。」
暢子「まだまだ たくさんあるからね! うん。」
石川「やっぱり 智君は 来ないのか?」
良子「どうなっているの? ちゃんと 話してくれたわけ?」
和彦「いや 來るとは思うけど…。」
健彦「歌子叔母ちゃん! 歌って!」
歌子「えっ 今?」
安室「いいねぇ! みんなも 歌子の唄 聴きたいさぁなぇ。」
「いいね いいいね」
「お~ いいねぇ!」
(拍手)
健彦「歌って!」
暢子「智! 何で?」
智「えっ?」
暢子「うちは 智のこと信じてたのに! ゆし豆腐!」
智「とうふ…?」
暢子「言ったさぁ 約束したさ! 今日 必ず 持ってくるって!」
智「完全に忘れてた…。」
暢子「まさかやー。 デージ楽しみにしていたのに。」
智「いや 暢子 実は 今 それどころじゃ…。」
暢子「うちは どうしても 食べたかったんだのに。 みんなにも 食べてほしかったわけ。」
和彦「暢子。」
暢子「えっ みんなにも 食べてほしかった…。」
和彦「暢子 こっち! 暢子!」
良子「静かに!」
石川「おとなしくしてくれない!?」