連続テレビ小説「ちむどんどん」119話「ゆし豆腐のセレナーデ」

比嘉家

健彦「行ってきま~す。」

和彦「行ってらっしゃい。」

優子「行ってらっしゃい。」

暢子「あっ 健彦。」

健彦「行ってきます。」

暢子「行ってらっしゃい。」

優子「暢子 お帰り。」

和彦「お帰り。」

暢子「ただいま。 お母ちゃん。 うち 和彦くんと健彦と 3人で やんばるに移住したい。」

優子「えっ?」

和彦「暢子 いいの?」

暢子「もちろん お店のこととか 和彦君の仕事のこと 健彦のこと 考えることは いろいろあるけど いろいろあるけど ちむどんどんするか しないかさぁ! まくとぅそーけー なんくるないさー。 うちは ここで この家で暮らしたい。」

優子「和彦君は それでいいわけ?」

和彦「僕は もともと この島で 長年の夢を かなえたいと思っていたので 暢子さえ よければ。」

暢子「あの畑を やりたい。 やんばるの畑で育てた おいしい野菜で もっと ちむどんどんする 新しい冒険が 始まる気がするわけ。」

優子「一つだけ。 あんたたちが うちのために 帰ってこようと思っているなら うちは 反対する。 だけど 2人が 自分たちのためにと決めたなら うちは とことん応援する。」

暢子「もちろん 自分たちのため。 ねっ。」

和彦「うん。 よろしくお願いします。」

優子「こちらこそ。」

暢子「お母ちゃん ありがとう!」

優子「あれあれ もう…。 フッフッ…。」

暢子「決めてしまった~。 ありがとうね。」

優子「うん。 暢子は…。」

(笑い声)

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