連続テレビ小説「ちむどんどん」13話「悩めるサーターアンダギー」

暢子「何で ニーニーが突然…。」

智「泊まり込みの現場みたいだから 帰らなくても心配ないから。」

暢子「うん。」

智「俺もちょっと 報告があるわけよ。」

暢子「報告?」

智「名護で働くことにした。」

暢子「豆腐は?」

智「朝は豆腐やって それから名護に。 サチ子も旭も手伝えるから。」

暢子「どんな仕事する?」

智「ハンバーガーショップ。 将来 食品卸をやってみたいから その修業も兼ねて。」

暢子「食品卸?」

智「農家や市場から いろいろ仕入れて 商店や食堂に配達する仕事。」

暢子「はあ。 みんな大人になるんだね~。 偉いなあ 智もニーニーも ちゃんと働いて。 ネーネーは 先生になる夢叶えたし 歌子は 歌は抜群にうまいし。 それに比べて  うちは…。」

智「暢子も春から働くんだろ?」

暢子「そうだけど…。」

智「何か悩みでもあるわけ?」

暢子「ううん 何でもない。 うち 畑に行きたいから もうちょっと 居ててくれない? 歌子を 一人にしたくないわけよ。」

智「しょうがないな 暢子の頼みなら。」

暢子「ごめんね。 行ってくる!」

智「おう!」

歌子「智ニーニー 仕事でしょ? もう 行っていいよ。」

智「だけど 暢子に…。」

歌子「うちは 大丈夫。 寝てるの飽きたし 薬も のんだし。」

智「そっか。 じゃあ…。」

歌子「好きなんでしょ?」

智「ん?」

歌子「暢ネーネーのことが。」

智「俺… 俺が? 暢子を?」

歌子「好きなんでしょ?」

智「しんけん言ってる? ないない それは ありえん! ガサツで おてんばで 食い意地 張ってるし…。」

歌子「でも 好きなんでしょ?」

智「アキサミヨー。 何でよ? それは 全然 見当違い! ハハ…。 じゃあな!」

歌子「バカ。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク