横浜・鶴見
暢子「はあ…。 鶴見って こんなに大きな町なわけ。」
男性「ちょっと あれ見てよ。 あれ 家出なんじゃない?」
女性「サンダルで?」
(電話の呼び出し音)
暢子「もしもし 早苗? いきなり甘えて悪いんだけど 今夜 そっちに泊めてくれない?」
男性「☎『もしもし?』」
暢子「もしもし?」
男性「☎『もしもし?』」
暢子「あれ 前田早苗います?」
男性「☎『間違い電話。』」
(電話が切れる音)
暢子「何で? 番号 合ってるのに。」
「おっ ねえちゃん 失恋したか?」
「よし! 営業主任と副主任が やけ酒に つきあってやる!」
「おう! 行こう 行こう…。」
暢子「いい! ありえん!」
暢子「うおっ…。」
「あっ ごめん。 大丈夫? どうしたの? 何か困ってる?」
暢子「ありえん…。」
「アハハッ お帰り お帰り。」
東京初日から 暢子は 人生最大のピンチ! 果たして どうなるのでしょう。