連続テレビ小説「ちむどんどん」26話「はじまりのゴーヤーチャンプルー」

暢子「アイヤー!」

江川「タリアテッレのボロネーゼでございます。」

暢子 早苗「頂きます!」

暢子「ん~!」

早苗「ん~!」

暢子「やんばるのみんなにも 食べさせてあげたい!」

早苗「デージマーサン!」

暢子「デージマーサン!」

暢子 早苗「ん~!」

山原小中学校

教師「うちのクラスの男の子は『復帰したから 沖縄にも雪が降るようになるの?』って。」

(笑い声)」

良子「しんけん?」

女性教師「そういえば 良子先生のお兄さん 急に お金持ちになったの?」

良子「まだ 本人から 直接 聞いたわけじゃないけど 少しでも おうちの暮らしが 楽になればいいなって 期待はしてるんです。」

金吾「良子先生! ピース ピース!」

良子「何回 言えば分かるのい? ここは職場 私は今…。」

金吾「あの 一つだけ確認させてください。 良子先生は 今 結婚を前提に おつきあいされている男性 いませんよね?」

良子「はっ?」

金吾「いませんよね?」

良子「…」

金吾「いるんですか?」

良子「いませんけど…。 あなたとは 何の関係も。」

金吾「ありがとうございます! では また!」

比嘉家

智「でも まさか あの賢秀が ボクシングで成功するとは…。 俺も 負けられんな。」

歌子「ボクシングやるの?」

智「俺には 俺のリングがある。 俺は 俺の道で チャンピオンを目指す。」

歌子「うん 頑張って!」

智「おう。 フフッ…。 シューッ。 フフッ。」

安里ボクシングジム

トレーナー「さあ 顎 引いて 顎 引いて! 足を使え! 足 使え! ガード下がってる! そこ!」

暢子「あの すみません。 比嘉賢秀 いますか?」

トレーナー「君は?」

暢子「妹です。」

トレーナー「比嘉は 逃げた。」

暢子「逃げた? 何で? デビュー戦で KO勝ちした 大型新人なんですよね?」

トレーナー「デビュー戦の相手 後で分かったんだが 腹を壊してたのを隠していたらしい。 だから 比嘉は 一発も撃たれずに圧勝した。」

回想

賢秀「うお~! 宇宙パワー!」

(ゴング)

回想終了

トレーナー「だけど この前の第2回戦 比嘉は 一方的に殴られて 1ラウンドの途中で…。」

回想

賢秀「ありえん! もう やめた!」

回想終了

トレーナー『ありえん! やめた!』と言って 勝手に リングを降りちまった。」

暢子「それで? 今はどこに?」

トレーナー「試合の翌朝には消えてた。」

暢子「まさかやー。 でも デビュー戦で ファイトマネー たくさん もらったんですよね?」

トレーナー「会長に さんざん泣きついて 前借りしただけ。 そのほかにも みんなに借りまくってた。」

暢子「そのお金 返してないんですか?」

(足音)

トレーナー「あっ 会長。」

暢子「あの 捜してみますから 行きそうなと所 心当たりを教えてください! 借金は 必ず返します!」

トレーナー「この辺りは くまなく捜し回った。 あとは 横浜の鶴見に 何度か飲みに行ってたらしい。」

暢子「行ってみます! 迷惑かけて ごめんなさい。 ありがとうございました!」

安里会長「賢秀に伝えてくれ。 人生のリングでは 簡単にダウンするな。」

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