連続テレビ小説「ちむどんどん」28話「はじまりのゴーヤーチャンプルー」

山原村共同売店

(電話の呼び鈴)

優子「もしもし。」

暢子「お母ちゃん? 居てくれてよかった!」

優子「うちも ちょうど話したいことがあったわけ。 実は 良子のことなんだけどね…。」

暢子「アイッ あっ 待って!」

(ブザー音)

暢子「10円が…。 アイヤー。 ああっ アキサミヨー!」

優子「早く用件を言いなさい!」

暢子「うちが 一番得意な料理は何?」

優子「そんなことは どうでもいいから 用件を早く。」

暢子「だからさ それが用件…。」

(ブザー音)

暢子「ナポリタンは イタリア料理じゃなかったわけよ。」

優子「今 イタリアにいるわけ?」

部子「東京さ。 何 言ってるの?」

(ブザー音)

暢子「うちの得意な料理は 何?」

優子「そばでしょ。 お父ちゃんに習った そば。」

暢子「そばは 無理。」

(ブザー音)

暢子「イタリア料理のお店の食材で…。」

優子「何でイタリア? そこは 東京でしょ?」

暢子「だからよ…。 あった!」

暢子「お母ちゃん ありがとう!」

(電話が切れる音)

優子「暢子… 暢子!」

暢子「お父ちゃんのそば 作れるかも!」

レストラン・フォンターナ

(ドアベル)

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