連続テレビ小説「ちむどんどん」34話「ソーミンチャンプルーVSペペロンチーノ」

石川「帰りません! 僕は 一介の教師です。 金持ちじゃないし 家も取り立てて裕福じゃない。」

賢秀「だからよ。 誰も お前の話とか聞きたくないわけ。 今すぐ帰れ! 良子とは きっぱり別れたんだろ?」

石川「別れてない!」

賢秀「何? えっ 別れてないわけ?」

石川「別れるどころか まだ つきあってもいません。」

賢秀「ん? アリアリ だったら なおさら お前は 全く何の関係も…。」

石川「関係はあります!」

賢秀「関係ない! どういう関係があるか! 言ってみ! ん?」

石川「それは…。」

賢秀「うん?」

石川「良子のことが 好きだから! だけど 僕に家は 古い家で。 つまり 昔から順序とか 役割とか 立場とか そういう 前時代的なことを重んじる家で おまけに 僕も長男で つまり 家を継ぎ 墓を守っていくということが 生まれた時からの宿命で つまり…。」

賢秀「あ~ もう デージわじわじーする! つまり つまりって 何が言いたいののか さっぱり分からん! 良子はもう 喜納金吾君との結婚を決めて 幸せになろうとしてるわけ。 お前は まだプロポーズも…。」

石川「結婚したいんです!」

賢秀「駄目! 認めん! じゃあ お前 良子を幸せにできるのか? 間違いなく幸せにすると 約束できるのか? 良子はよ… 良子はよ! 生意気で 偉そうで口うるさいけど 俺の大事な 大事な 大事な 大事な 妹だわけよ! 幸せにできるのか 中村!」

石川「幸せにします。 必ず 幸せにしてみせます! 良子 俺と結婚してくれ。 お母さん お願いします! 良子さんを 僕に下さい!」

優子「良子。」

歌子「ネーネー。」

優子「ちゃんと お返事しなさい。」

良子「ぼってかす…。 何で 今更…。 もう遅い。 うちが 今までどれだけ…。 遅すぎるよ!」

賢秀「だからよ。 遅いよな。 良子の言うとおりさぁ。 とう! 中村!」

良子「金吾さん。 ごめんなさい。 あなたと結婚することはできません。 私は 石川博夫さんと結婚します。」

銀蔵「善一さん。」

善一「あっ…。」

優子「銀蔵さん フミさん 金吾さん この度は 本当に…。」

金吾「良子さんを…。 良子さんを… 必ず 幸せにしてください! お願いします。」

銀蔵「金吾!」

フミ「金ちゃん! 金ちゃん 靴! 金ちゃん!」

優子「善一さん…。」

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