暢子「みんなの笑顔に うちも ちむどんどんしてきた。 あっ おお 愛さん!」
愛「お相撲 まだ始まってない? 和彦に ちょっと話があって。」
暢子「角力は これから。 あっ そうだ。 愛さん お昼食べた?」
愛「ううん。 あっ 私も そのお弁当もらっていいの?」
暢子「もちろん! 愛さんは 県人会の大事なお客さんだのに。」
愛「うれしい! じゃあ まずは頂きます! 実は おなかペコペコだったの。」
暢子「アイ よかった~。」
智「あ~!」
和彦「あ~! え~! いきなり 2連覇中の 横綱とか…。 お手柔らかに頼むぜ。 僕の目的は あくまで取材。」
智「いくら言い訳並べても 手加減はしないからな。」
和彦「うわ… 参ったなぁ…。」
2人「う~ん!」
愛「魚のてんぷら ほくほくしてる。 沖縄風のてんぷらなの?」
暢子「うん。 うちなんかは てんぷらーって言うけど。 衣を分厚くして 出汁を きかせてるわけ。」
愛「ふ~ん さすが! うん おいしい! 暢子ちゃんには 本当に感謝してる。」
暢子「ゆうべ 遅くまで仕込みして 朝も 早起きして 頑張ったかいがあったさぁ。」
愛「てんぷらだけじゃなくて。」
暢子「うん?」
愛「暢子ちゃんのおかげで 自分が 本当は何をやりたくて 何に ちむどんどんするか はっきり分かった。 私は きっと あの日 4人で過ごした時間を 一生忘れない。」
暢子「フフフッ…。 楽しかったね。」
愛「うん。」
暢子「フフフッ…。」
三郎「おお 気合入ってるな。」
順次「優勝賞品 黒糖20kgが かかってるからな。」
智「黒糖は どうでもいいです。 今日 優勝したら 暢子に プロポーズします。 ないしょで お願いします。」
三郎「分かった。 誰にも言わねえよ。」
智「プロポーズは サプライズでやりたいから。」
順次「チバリヨー!」
智「フッ。」