連続テレビ小説「ちむどんどん」68話「渚(なぎさ)の、魚てんぷら」

(シャッター音)

順次「和彦君!」

和彦「どうも。」

順次「1回戦 気を付けた方がいいよ。」

和彦「まさか いきなり 大会2連覇中の智と当たるなんて。」

順次「その上 智 例年以上に 尋常じゃなく気合いが入っているわけよ。」

和彦「何でですか?」

順次「詳しいことは 言えんけど 智の人生が かかってるわけさ。」

和彦「えっ? 人生が?」

順次「智 優勝したら 暢子ちゃんに 正式プロポーズ!」

三郎「おい 順次。」

順次「絶対 ないしょだよ。 智が 優勝したらの話さ。 あの2人も 長いから やっと結婚だねえ。」

和彦「でも 優勝しなかったら…。」

順次「プロポーズは 中止さぁ。 であるわけですよね?」

三郎「知らねえぞ 俺は。」

順次「えっ 何で? だって… えっ? 和彦君は 口が堅い新聞記者だのに。 大丈夫でしょ?」

愛「三郎さん。 和彦 見ました?」

三郎「うん あっちにいたぞ。」

順次「緊張してたよ 何せ 今日の角力に 智の人生が かかってるって 知ってしまったからね。」

三郎「順次。」

愛「人生が かかってるって… 結婚とか?」

順次「あれ? 知ってるわけ? 智が 優勝したら 暢子ちゃんに 正式プロポーズする話。」

三郎「バカ 順次 お前 全く もう…。」

順次「えっ いやいや 愛ちゃんは 知ってたわけよ。 そうだよね?」

愛「それを 和彦も聞いたんですね。」

順次「そうなわけ。」

暢子「愛さん 和彦君 あっちにいるみたい。」

愛「じゃあ 失礼します。」

三郎「順次 お前は 本当に口の堅い 約束を守れる男だな。」

順次「何で? 愛ちゃんは もとから知ってたわけだから 問題ないさぁ。」

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