順次「ハイサイ。 新郎新婦の下宿の家主の金城です。 皆様に 今 お配りしたのは 暢子ちゃん特製の沖縄料理です。」
暢子「皆さんの手前にあるのが ジーマーミ豆腐 グーブマチ 裏チキチヌク ビラガラマチ ミヌダルになります。 どうぞ お楽しみください。」
一同「頂きます。」
重子「マーサン おいしい。」
♬~(三線)
健男「はい チーズ。」
(シャッター音)
健男「はい 上等!」
房子「二人とも 本日は ありがとうございます。 こんなに おめでたい日を 迎えられるなんて 私たちは 幸運です。」
多江「また いつか ゆっくりお話しさせてください。」
房子「近い将来 あの子のお店が出来ましたら 是非 ご一緒しましょう。」
三郎「そうだな。」
歌子♬『故郷の 岸を離れて 汝は そも 波に幾月』
養豚場
寛大「ご苦労さん。」
レストラン・フォンターナ
歌子♬『旧の樹は 生いや茂れる 枝はなお 影をやなせる われもまた 渚を枕 孤身の 浮寝の旅ぞ 実をとりて 胸にあつれば 新たなり 流離の憂い 海の日の 沈むを見れば 激り落つ 異郷の涙 思いやる 八重の汐々 いずれの日にか 国に帰らん』
♬~(三線)
(拍手)