玄関前
暢子「矢作さん 待ってください。」
矢作「さっきは 突き飛ばしたりして すいませんでした。 おなかの子 大事にしろよ。」
石川家
良子「ただいま。 ごめん 寝てた?」
石川「お帰り。 今 寝たところ。 今日も 給食で残業?」
良子「電話で 栄養士さんと 献立の打ち合わせをしてて だけど 安室のおばぁが…。」
回想
安室「仕入れ先は誰が探すわけ? うちらは手伝わんよ。 全部 1人で できるねぇ?」
回想終了
良子「確かに 仕入れとか どこから どう手をつけていいのか…。」
比嘉家
優子「この村の野菜を 給食に? とってもいい考えさ。」
良子「だけど なかなか 周りの理解を得られなくて…。」
「ハイタイ!」
「ハイタイ。」
新垣「ハイタイ。 あっ 良子も来てたの? これ よかったらよ うちで取れた ナーベラー。 はい。 はい。」
優子「アイエーナー。 ありがとうね。 あっ ねえ 少し休んでいかない?」
新垣「いいの? 休んでってってよ。 よいっしょっ はあ~。 今日 暑かったねえ。」
優子「村のお野菜を 給食にって 話していたわけ。」
新垣「ゴーヤーだったらさ 嘉数のおばぁの畑が 一番ヤサ。 ねえ。 ハハハ…。 だけどよ 学校の子供たちの みんなの分まで 用意できるかねぇ。」
「ん~ 金武のおじぃも 腰を痛めて 畑をやめてしまったし。」
新垣「昔より 畑が減ってしまったからね。」
良子「そうですよね…。」
優子「でも どうしたらいいかねえ。」
「中村のおじぃにも 話 してみようかね。」
新垣「上等じゃない?」
優子「こうやって 相談したら 井戸端会議で人の輪が大きくなって いろんな知恵が集まるから。」
良子「ありがとう。」