夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第13回)

野本『恋つらたん』。

野本「夜中のつぶやき… 絶対 駄目。」

(通知音)

春日『今日、お時間ありますか?』

南雲宅

(チャイム)

野本「いらっしゃるかな。」

春日「はい。」

インターホン・南雲『はい』。

春日「すみません 隣の春日ですが。」

インターホン・南雲『あ はい。 ちょっと待って下さい』。

春日「突然すみません。」

南雲「いえ。」

野本「あ… こんにちは。 あの こっちの隣の 野本と申します。」

南雲「すいません ご挨拶に伺っておらず… 南雲です。」

野本「全然 気にしないで下さい。」

春日「この間もらったゆずで ジャムを作ったんです。 それで お裾分けにと思いまして どうぞ。」

野本「あと あの ご挨拶もしたかったので。」

南雲「ゆずジャム…。」

野本「よろしければ。 すごく立派なゆずだったので たくさんできて。」

南雲「ありがとうございます。 おいしそう。」

野本「こちらこそ ありがとうございました。 あっ あと お野菜もね 頂いてしまって。」

春日「はい。」

南雲「いえ そんな。」

野本「あっ あの ご迷惑じゃなければ 今度 こはん食べにいらして下さい。 私たち よく一緒にごはん食べてて。」

南雲「いや…。」

春日「あ もちろん 無理せずで。 もし ご都合が合えば。」

南雲「あ すいません。 あの ちょっと今 実は手が離せなくて。 あの すいません…。」

野本「あっ すいません お忙しいところ。」

南雲「あ… これ ありがとうございます。」

野本「あっ いえ。」

(ドアの開閉音)

春日宅

春日「どうかしましたか?」

野本「あっ ううん。 南雲さんに 失礼だったかな。」

春日「ああ 食事に誘った時ですよね。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク