夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第14回)

マンション

南雲宅

母『届いてるなら電話くらいしてよ。』

南雲「しようと思ってたんだけど。」

母『こんなに心配してるのに。 ねえ 会社辞めて大丈夫なの? お金は?』

南雲「大丈夫。 失業保険も もらってるし。」

母『次の仕事は? 大丈夫なの?』

南雲「ああ… うん まあ 大丈夫だから。」

母『ならいいんだけど。 ごはん食べて ちゃんと栄養とって休んだら また元気に働けるようになるから ねっ。 いつでも家に帰ってきてもいいし。』

南雲「うん そうだね。」

母『たまには電話してよ。 お父さんも心配してるから ねっ。』

南雲「うん 分かったから。 じゃあね。 はあ…。」

野本宅

野本「よし。 何から始めよっか。」

春日「まずは ごはんを炊きましょうか。」

野本「あっ ごはん 確かに! じゃあ 私は… しいたけと かんぴょう煮ようかな。 かんぴょうって 初めて煮るな。」

春日「かんぴょうって 何からできてるんですか?」

野本「ん~んとね… 夕顔の実。」

2人「夕顔の実…。」

野本「よっ。 よいしょ…。 おっ いい感じ。」

春日「巻き簀 出しますか?」

野本「巻き簀 お願いします。」

2人「お~。」

春日「きれいですね。」

野本「うん。 いい感じですね。」

野本「春日さん 味どうかな。 はい。」

春日「ちょうどいいです。」

野本「よし。 じゃあ これで全部だよね。 1 2 3 4 5 6 7。 うん。」

春日「そろいましたね。」

野本「うん!」

春日「いきます。」

野本「頑張って。」

春日「はい。」

野本「お~! 春日さん きれいに巻けてますよ! 端っこ落としてみましょうか。」

春日「はい。」

野本「わあ すご~い!」

春日「きれいですね。」

野本「うん 上手にできましたね。」

春日「はい。」

野本「じゃあ 食べますか。」

春日「はい。」

野本「東北東やや東…。」

春日「こっちが東ですね。」

野本「うん。 やや東… 微妙に東ってこと?」

春日「これぐらいですかね?」

野本「うん そうだね。 じゃあ いきますか。 はい。」

春日「ありがとうございます。」

野本「本当にしゃべらない?」

春日「はい。 でも 無理はせずで。」

野本「はい。 じゃあ いただきます。」

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