連続テレビ小説「ちゅらさん」10話帰ってきた兄(に)い兄(に)いネタバレ

古波蔵家

部屋でエアギター中の恵達

恵達「♪『ダダダダ ダーン ダーン…』。」

ちゅらさんの画像

恵里「ただいま…。」

勝子「お帰り。」

恵里「琉美子は 誠が好き。 誠は 恵里が好き。 恵里と琉美子は 友達…。(溜息)」

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恵尚「ただいま!」

勝子「お帰りなさい!」

恵尚「出来たよ! 試作品!」

勝子「どれ 見せて!」

恵尚「ヘヘ…。 見たいね?」

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恵文「どうした? 恵里。」

勝子「さあ?」

恵尚「恵里! 恵里! 出来たよ!」

恵里「え? あ! 出来た! 見せて 見せて!」

恵文「恵達!」

恵達「おう!」

恵文「いた いた! 早く 早く!」

恵尚「え それでは…。 プロデューサーの手で お願いします。」

恵文「そうかね…。」

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恵尚「はい。」

恵文「じゃ 失礼して…。 本日は…。」

ハナ「いいから 早く しなさい!」

恵文「はい じゃ… オープンです!」

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恵里「お~っ!」

ハナ「本当に 作ったんだね。」

恵尚「何 言ってる おばぁ! 恵里 どうか?」

恵里「うん いいかも!」

恵尚「おふくろさんは?」

勝子「私には 分かんないけど 売れると いいね。 ていうか 売れてくれないと困るのよ。」

恵尚「大丈夫だって! ただ 1つだけ 迷ってる訳よ。 ここ 今 ヘルメット 黒さ。 もう1個 こういうのも ある訳よ。」

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恵里「へえ なるほどね!」

恵尚「難しいだろ 迷うだろ 悩むだろ な?」

恵文「ま プロデューサーとして言わせてもらえばね。」

勝子「私は 赤が いいな。」

恵文「何で?」

勝子「『何で』って?」

恵文「赤は 女色さ。」

勝子「何それ? 黒はね こういうのの場合 悪者色なのよ 正義の味方は 黒じゃないよ。」

恵文「そんな事ないさ。」

勝子「あるわよ 恵里も そう思うよね?」

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恵里「あ うん 私も赤かな?」

恵尚「ふ~ん。」

勝子「ほら。」

恵文「おばぁは?」

ハナ「おばぁは 黄色かね。」

恵尚「ない物 言わんでよ。」

ハナ「何で 赤と黒しかないのか? 何で 黄色は ダメである訳?」

恵尚「そういう事で なくてさ…。」

ハナ「おばぁは 黄色!」

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恵達「あのさ!」

恵文「どっちの味方だ 恵達は?」

勝子「そうよ どっちの味方!」

恵達「大の大人が 本気でけんかする事か? どう思う訳? 恥ずかしいんだけど 聞いてて…。」

勝子「大事なことじゃないの。」

恵文「そうさ 大事な事さ 古波蔵家の運命が懸ってるんだよ。」

勝子「そうよ 古波蔵家が どうなるか これで 決まるのよ。」

恵達「何 それ?」

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