恵達「あの…。」
勝子「どうしたの?」
恵達「いや 俺さ 昨夜 産まれた和也を 見てさ 恥ずかしいんだけどさ ものすごく 眠れないくらい 感動してしまってさ。」
恵里「恵達…。」
恵達「それで なんか いいなあって すごいなあって 思ったわけよ。 命っていうか 人間っていうか…。 それで 詞を書いてみたんだよね。 波の上ビーチで 海を見ながらよ ほら 俺が 初めて作った曲 あるだろ 姉え姉え。」
恵里「うん 私 好きさ あの曲。」
恵達「あの曲に 詞をつけてみたわけ。 和也に 贈る曲だよ。」
恵里「恵達…。」
文也「へえ すごいね それ。」
恵達「いや なんか 恥ずかしいだけど 聴いてくれる? なんか 今 すごい 自分で歌いたい気分でさ。」
恵里「うん。」
恵尚「待ってました 古波蔵恵達。」
恵文「お父さんの三線は いらないかね?」
恵達「うん いらない。」
恵文「あ そう。」
ハナ「へい はい 恵達。」
恵達♪『小さな手の中に 隠したものは いつか未来に咲く 希望の種さ 祝福は風に乗り』
この日 皆の前で歌った事で 恵達は 少し変わり始めるのです
恵達♪『旅立つ君の 道を照らすよ 一歩ずつ 一歩ずつ』
でも 今日は いい日だねぇ。 おばぁも 幸せさぁ。」
皆様 新メンバーの和也を よろしく お願いしますねぇ
恵達♪『探しに行こう』
121話へ