一風館
サロン
静子「もう おいしい。」
恵理「和也 おいしい?」
和也「うん。」
みづえ「そう うれしいわ。」
島田「本当に おいしいね。」
和也「あ そうだ 絵 見せるよ。」
一同「え~!」
容子「何の絵?」
文也「さっき 見せてくれなかった…。」
柴田「へえ。」
恵達「何の絵かね?」
祥子「うん。」
静子「もしかして 私かな?」
文也「やっぱり パパかなぁ?」
真理亜「和也 将来の奥さんかな?」
一同「ハハハハ。」
和也「ジャ~ン! ほら 柴田。」
恵理「柴田さん。」
柴田「僕ですか?」
容子「あら。」
島田「どれ どれ あら 似てるね。」
柴田「僕ですか…。」
文也「なんか やけちゃうな。」
真理亜「うん。」
静子「うん なんか ずるい。」
祥子「でも 似てる。」
恵達「であるね。 うまいさ 和也。」
容子「そうだね よく特徴つかんでるね。」
柴田「そうですかぁ?」
恵理「柴田さん 描いたわけ? 和也。」
和也「違うよ それ 柴田じゃないよ。」
文也「え? じゃ 誰だよ 和也。」
和也「牛だよ。」
柴田「ウシ…。」
容子「あら!」
一同「プッ!」
(一同の爆笑)
静子「今 誰か 似てるって 言ってなかった?」
祥子「さあ?」
恵達「誰だったかね。」
真理亜「はい この2人 この2人。」
祥子「ああ 真理亜さん。」
(電話の呼び鈴)
みづえ「あら。」
恵理「私 出ます!」
恵達「沖縄の おばあちゃんかな?」
柴田「ありがとう。」
廊下
恵理「もしもし? あ お母さん? …うん。」
古波蔵家
勝子「あのさ 恵理 何か 変わったことない? 皆 元気?」
一風館
恵理「うん 元気だよ。 変わったことも 特に ないよ。」
古波蔵家
勝子「そう よかったさ。」
一風館
恵理「そっちは?」
男「すみません。 遅くなって すみません。 管理人さん おふろの排水溝 見にきたんですけど。」