聡子「たいした事じゃないわね それは!」
恵文「ま 今のは忘れて 話 戻そうね。」
勝子「そうだね。」
島田「あの 私が倒れたという事が 恵理ちゃんを 看護婦に 結びつけたのでは?」
柴田「でも それは 恵理さんのために 倒れた訳では ないですよね?」
遥「私の存在は かなり大きかったと 思うんですよね。 でも いいや。 やっぱり いいです。」
真理亜「やっぱり 私かな。 なんと言っても あの時に 恵理を 小浜に連れてきた功績 これ 大きいよね。」
恵理「そうですよね。」
真理亜「でしょう?」
容子「悪いけど 私かな。 沖縄と東京の橋渡しをしたのは 私。」
恵理「はい。」
みづえ「私が許可しなかったら 一風館に 住めなかった訳です。」
容子「みづえさん そうきたか。」
琉美子「私が東京の大学 受けてないと この子 東京へ行ってない。」
恵理「あ そうかもしれないね。」
琉美子「そうさ!」
兼城「話 戻すようだけど 俺の東京の存在は 大きかったと思う。」
恵達「やっぱり この姉え姉えを ずっと 支えてきたのは 僕でしょうね。 僕がいなかったら この人は 今 どうなっていたかねぇ。」
恵理「そう?」
恵達「『そう?』って 何ね? それは。」
恵尚「俺は…!」
恵文「うん。」
恵尚「あ… 特にありません。」
恵文「あらま!」
奈々子「看護大学の費用を 出したのでは?」
恵理「そうさ 兄い兄い。」
恵尚「そうか! とりあえず あってよかった。」
文也「参加資格あるかどうか わからないけど やっぱり 僕も…。」
静子「文也はダメよ。 私が小浜に 連れてこなかったら 恵理ちゃんと あってない訳だし。」
文也「いや それはさ。」
静子「私の存在は 大きいと思う。 こんな物分かりのいい お姑いない。」
恵理「はい そうですよね。」
静子「そうでしょう?」
恵文「恵理。 お父さん 前にも言ったけど ここで 民宿やろうと 言い出したのは お父さんだからね。 そこんとこよろしくね。 お母さんもおまぁも反対だった訳。 やっぱり お父さんでしょう ねえ。」
勝子「でも 恵理を産んだのは この私。 やっぱり 私でしょう ねえ。」
恵文「何ねそれは。 それを言い出すなら。」
勝子「何か文句あるの 文ちゃん!」
恵文「はい すみません。」
(一同の笑い)
ハナ「それを 言いだすなら やっぱり このおばぁかね。 おばぁがいなかったら この恵文も 産まれていいなかった訳だし。 だから おばぁだねえ。」
恵理「ほお なるほど!」
真理亜「じゃあ 一番は おばぁという事で よろしいですか? 皆さん。」
ハナ「ありがとうね! ありがとうね!」
恵理「一体 何なのかね? これは。」
恵文「そろそろさ!」
恵達「出たな 唯一の取り柄が。」
恵文「恵達! ま いいか。」
恵尚恵尚「いよ! 待ってました!」
容子「ちょっと 待って下さい!」
勝子「あ! どうしたの? 容子さん。」
容子「習ってるの 最近。」
恵文「それは やっぱり俺の事が好きで?」
容子「いえ 三線の音が好きで。」
恵文「あ やっぱりねぇ。」
勝子「バカだねぇ!」
一同「おお!」
容子「ハイ!」
恵文「ああ! たった一つの取り柄がよ!」
容子「失礼しました。」
(拍手)
恵達「やっぱり 最後は 俺でしょうかね。 最近出した曲なんですけどね。」
恵理「何か 東京では 全然ダメだけど 沖縄で 少しだけ売れたという曲?」
恵達「うるさいな!」
祥子「泡盛のCMソングに 決まったんです。」
恵理「へえ すごいね!」
恵尚「すごいよ それは。 なぁ 正一! 何 寝てる?」
島袋「ん?」
恵達「最近は 沖縄テイストの曲も 入ってるから 聴いてもらおう。」
一同「おう!」
恵理「和也! あんたの名前 決める時にどっか行ってた 恵達おじちゃんが 歌うってよ!」
恵達「それ やめろって!」
恵理「べ~だ!」
文也「一生 言われるよ 恵達。」
恵達のライブ
恵達♪「おめでとうから ありがとうまで 祝え 今夜は かりゆしの夜 月の下で 冷たい雨に 泣いた あの日が 今は なつかし かりゆしの夜 歌い明かそうよ スリーヨ ハリーヨ 歌おうよ イヤササ イヤササ ティーリ」
いやぁ すごい ゆんたくだったねえ。 ずっと 朝まで続いたさ
恵達♪「イヤササ イヤササ かりゆしの夜よ」
海
恵理「何か こうしてると 不思議だねぇ。」
文也「うん そうだね。」
恵理「文也君。」
文也「ん?」
恵理「生きてるって 楽しいね。」
文也「うん。」
恵理「楽しいさ 生きてるって! 楽しいさぁ!」
ハナ「『ちゅらさん』を見て下さった皆様 本当に ありがとうねぇ。」
ハナ「どうか『ちゅらさん』の事 恵理の事 皆の事。 それから 沖縄の事を どうか どうか 忘れないでくださいね。 では 皆さん ちばりよ! ちばめそりよ!」
恵理「また 会おうね!」