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連続テレビ小説「ちゅらさん」15話「やまとの誘惑」ネタバレ

2001年4月18日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】15話のネタバレです。

現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

「ゴーヤーマン」の大借金でせっぱ詰まった古波蔵(こはぐら)家は、家族総出の「ゴーヤーマン」販売作戦を始めますが、結局失敗に終わり、長男・恵尚は売上金とともに姿を消してしまいました。そのため、理恵は、家族のある秘密を知ることになります。秋になり、恵里は東京の大学を受験するため、家族に内緒でアルバイトをし、猛勉強に明け暮れていました。7年前に小浜(こはま)島で別れた文也に会えることを願っての事でした。

15話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第15回 やまとの誘惑

恵達「最近 豆腐とモヤシばっかり…。」

勝子「しょうがないでしょ。」

恵里「おいしいさマーミーナーチャンプルは。 ねえ お父さん?」

恵文「はい おいしいよ~。」

恵達「別に 俺はマズイとは言ってないだろ。 飽きたって言ってるわけ。」

ハナ「夕飯は ゴーヤーチャンプルにしようかね。」

ハナ「どうした?」

恵文「ゴーヤーは やめようよ。」

恵里「どうしてるかな? ゴーヤーマン。」

お気づきの方もいらっしゃると思いますが 山のように積まれたゴーヤーマンは とりあえず 島袋製作所に置いてもらうことになりました

島袋製作所

島袋「あっ 痛っ!」

もちろん 借金は 山のように 残っております

島袋「ちゃ~んと 払ってよ~。」

といっても 一家で夜逃げするほどのこともなく まあ 平和に 過ごしておりました

古波蔵家

恵里「あ 私 今日 学校行ってくるから。」

勝子「そうなの?」

恵里「うん 野球部の3年生の 引退式だからさぁ。」

勝子「そんなのあるの?」

恵里「うん マネージャーも 引退さぁ。 寂しいねぇ この年で引退なんてさ。」

勝子「そうだね。」

ハナ「おばぁは いつまでも 現役さぁ。」

恵達「意味が違うんだけど。」

勝子「で恵里は どうするの?」

恵里「どうするって? 何が?」

勝子「何がじゃないでしょ 進路。」

恵里「ああ。」

勝子「『ああ』って 考えてないの?」

恵里「全然 考えてなかった。 甲子園と ゴーヤーマンで 夏は 何も考える暇なかったさぁ。」

恵達「のんきだねぇ」

恵里「うるさいなあ。」

勝子「大学 行きなさい。 お金の心配はやらなくていいから。 何とかなるから。」

恵里「うん。 そうかぁ 進路だよねぇ。 考えないとなあ。」

恵達「もう 遅いって…。」

学校

1人練習する誠を見る恵里

恵里「誠…?」

それを眺める琉美子

恵里「琉美子…?」

恵里「琉美子。」

琉美子「あ 恵里 久しぶりだねぇ。」

恵里「うん。」

琉美子「何よ? 気持悪い。」

恵里「恋する乙女の横顔は 美しかったさぁ。 ヒュ~ヒュ~だねぇ。」

琉美子「あのね。 あんたの立場の人に 冷やかされたくないんだけど…。」

恵里「あ そうか ごめん。」

琉美子「謝るのも 変さ。」

恵里「どうすればいいの? じゃ…。」

琉美子「恋に 答えはないの。」

恵里「はあ… なんか 大人だねえ 琉美子は…。」

琉美子「あんたが 幼すぎるのよ。」

恵里「すみません。 あ ねえ 誠… 何で 練習してるの?」

琉美子「さあ… でも… ずっとだよ。 大会終わって ずっと やってる。」

恵里「へえ… え? ずっと 見てたの?」

琉美子「そんなに 暇じゃないよ 私だって。」

恵里「あ そうなんだ。」

琉美子「そうなの。」

恵里「すみません。」

誠「おい! 2人とも 早いなぁ。」

恵里「うん。」

琉美子「はい。」

誠「お サンキュー。」

恵里「どうしたの? 練習なんかして。」

誠「ああ なんかさ 俺 野球 好きになってきたみたい。」

恵里「は?」

誠「いや 別に前が 嫌いだった訳じゃないけど この間の大会でよ 最終的には 負けたけど あそこまでやれて 野球 いいかなぁと思ってさぁ。 結構 俺もやれば いけるんじゃないかなと思ってよ。」

恵里「いけるさぁ ねえ 琉美子。」

琉美子「うん。」

誠「それでよ 社会人野球の入団テスト 受けることにした。」

恵里「え?」

琉美子「ホントに? どこの?」

誠「ああ 大阪に親せき いるしよ。 だから 大阪の会社のテスト いくつか 受けてみようと思って。」

琉美子「大阪…。」

恵里「へえ…。」

仕事中の恵文

恵文「お 美人。 はいはい ついてるねえ。」

恵文「はい ウェルカムです~。」

容子「南風原の公文書館までお願いします。」

恵文「あ はい ドア 閉めようね。」

走行中 涙を流している容子をバックミラー越しに見る恵文

恵文「あ どちらからですか? 東京?」

無視する容子

容子「あの…。」

恵文「はいはい 何でしょうかねえ。」

容子「ラジオ…。」

恵文「あ はい これね あの 『ジントヨ~』って曲でね…。」

容子「消してもらっても いいですか?」

恵文「え はいはい 消しましょうねぇ。」

容子「ありがとう。」

恵文「嫌いですか? 島唄・沖縄の音楽は。」

容子「嫌いです。」

恵文「あ そうですかぁ。」

公文書館に到着

容子「ありがとう。」

恵文「はい サンキューでした。」

恵文「キレイな人だねぇ。」

危ないです。 この男が こんな目をする時 ロクな事が起きないのでございます。

ただ このままでいけば… 美人のお客さんを乗せたというだけで 住むはずだったのですが

何もないところで躓く容子w

ライブハウス

我那覇「コーラ?」

恵達「あ はい お願いします。」

ゆかり「よっ!」

恵達「お よう! よかったね 今のね。」

ゆかり「この間の あれも よかったよ。」

恵達「え?」

ゆかり「『あ!ゴーヤーマンだ~!』。」

恵達「いや あれはさ あの…。」

ゆかり「私も欲しいな ゴーヤーマン。」

恵達「ウソ ホント? 欲しい? これ やるよ。」

ゆかり「サンキュー…。 ねえ 古波蔵恵達はさ。」

恵達「ん?」

ゆかり「ここに 何で 来るの? 音楽が目当て? それとも 私?」

恵達「え? いや 何言ってるさ ロック聴きに きてるに 決まってるさ。 そんな 何言ってるわけ?」

ゆかり「何だ そうか…。」

恵達「いや『何だ そうか』って あれ やっぱり ロック聴きにってかさ それが 第一っていうか」

恵達「あれだけどさ やっぱり『ゆかりが いるかなぁ』なんて そういうのも あったのかねぇ。 まあ チョットはね…。…あれ?」

我那覇「青春だねぇ。」

野球部の部室

誠「どうした? 恵里。」

恵里「皆 考えてるんだねぇ 進路のこと。 なんか 驚いた。 私 何も考えてなかったからさぁ。」

琉美子「皆ね 考えてる段階じゃなくて 決まってるんだよ。 そういう時期だよ。」

恵里「そうなの?」

琉美子「そうだよ。」

誠「何も考えてないのか 本当に。」

恵里「うん 甲子園と ゴーヤーマンで 忙しかったしねぇ。」

誠「いっそのこと 俺と結婚するか? 一緒に 大阪行こう。」

琉美子「(咳払い)」

恵里「パス。」

誠「何で?」

恵里「何でじゃないでしょ。 何で あんたと私が結婚するの? あ 琉美子は? 聞いてなかったさぁ。」

琉美子「私? 私は 東京。」

誠「行くのか?」

琉美子「行くっていうか 東京の大学 受験する。」

恵里「ホントに?」

琉美子「うん 子供のころから 決めてたの。」

恵里「大学で 東京かぁ。 それ いいねぇ。 うん それ いいさぁ 私も それにしよう。 うん そうする 決めた!」

琉美子「は? そんな簡単に…。」

恵里「琉美子と同じ大学が いいねぇ どうせなら。」

恵里「ちょっと 何 それ…。」

恵里「ダメ? 一緒じゃ 嫌?」

琉美子「そういうことじゃなくて…。」

誠「今からで 間に合うのか?」

恵里「何が?」

琉美子「勉強してるの?」

恵里「これから するさぁ。」

琉美子「これからって 言いにくいけど 恵里の成績じゃ…。」

恵里「大丈夫さぁ。『やると決めた時の集中力は モノスゴイものがある』って 小浜小学校の通信簿に書いてあったからね。」

琉美子「そういう問題じゃないような 気がするの。」

恵里「あ!」

誠「どうした?」

恵里「お金 かかるね そうなるとさ。」

誠「そりゃ そうだろ。」

琉美子「うん。」

恵里「バイトしよう。 大変だ バイトと勉強…。 じゃ 私 先 帰るね。」

琉美子「チョット 恵里!」

誠「おかしなヤツだなあ。」

琉美子「でも 好き?」

誠「おう 社会人野球で エースになったら もう一度 プロポーズしてやるさぁ。」

琉美子「そう…。」

書店

恵里「忙しいねぇ。」

恵里「文也君にも 会えるしねぇ…。」

楽器屋

ギターを眺める恵達

妄想

妄想終了

恵達「バイトしよう。」

古波蔵家

恵文「いい女だったねぇ…。」

勝子「誰が?」

恵文「今日 乗せたお客さんさぁ。 あれ いい女だったなぁ。 キャリアウーマンというのかねぇ。」

勝子「どうせ 私は 農連市場の女だから。」

恵文「あら いや そうじゃなくて 泣いてさぁ タクシーの中で…。 その泣いた顔がさぁ。」

勝子「泣きたいのは こっちさ。」

家計簿を見せる勝子w

恵文「いや だからよ。」

恵里「ただいま!」

勝子「お帰り。」

恵里「私さぁ。」

家計簿を見る恵里

勝子「あ…。 何 それ?」

恵里「あのさ アルバイトしようかと思って。」

勝子「アルバイト?」

恵里「うん。」

ハナ「偉いねえ 恵里は。」

恵里「え? 偉いって…。」

ハナ「あんたも 見習いなさい!」

恵文の頭を叩くハナw

恵文「痛いなぁ おばぁは はいはい…。」

恵達「ただいま。」

恵里「あ!」

恵達「ん? あ…。」

勝子「恵達 あんたも アルバイト?」

恵達「まあ そうだけど…。」

勝子「ありがとうねぇ 2人とも。 そんなに 家の事 考えてくれて ありがとうね お母さん うれしいさ。」

恵里「ハハハ そんな…。」

勝子「でもね 恵里も 恵達も 進学の事とか 心配しなくていいからね。」

恵里「あ うんうん。」

ハナ「それに 比べて お前は!」

恵文「痛いだろ。」

2人とも 言いだせなくなって しまったのでした。

恵里は 東京へ行くため 恵達は ギターを買うための アルバイトだった事 そして…

アルバイト

カメラマン「はい 皆さん レンズを見ましょうね はい。」

恵里「バタ~!」

カメラマン「はい ありがとうございました。」

恵里「ありがとうございました。」

恵達「何で 同じバイトになってしまったんだろうなあ。」

恵里「記念写真は どうですかぁ? 沖縄の思い出に 1枚どうですか? 沖縄の思い出に 記念写真は いかがですか?」

バスの時刻表を見る容子に話しかける恵里

恵里「あ 食べますか これ。 これ おいしいですよ。 はい。」

容子「あ どうもありがとう。」

恵里「いいえ バスですか?」

容子「全然 訳 分からなくて。」

恵里「ああ 分からないですよねぇ 私 見ましょうか。」

容子「どうも。 (バランスを崩す)あ~!」

容子「ごめんなさい どうも。」

落とした書類を拾う恵里

容子「ごめんなさい。」

恵里「あ!」

容子「え?」

恵里「これ…。」

容子「ん?」

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