連続テレビ小説「ちゅらさん」17話「やまとの誘惑」ネタバレ

古波蔵家

ハナ「最近は 2人きりが多いねぇ。」

勝子「そうですねぇ。」

ハナ「恵文は?」

勝子「最近 仕事 頑張ってくれてて 上がりも いいみたいで…。」

ちゅらさんの画像

ハナ「へえ。」

勝子「恵里や恵達を見て 頑張ろうって いう気になってくれたんですねえ。 ♪『ゴーヤー チャンプル…』。」

ハナ「勝子さん。」

勝子「はい?」

ハナ「恵文と結婚して 何年になるかねぇ? あんた。」

勝子「ああ 24年ですけど。」

ハナ「まだまだ 甘いねぇ。」

勝子「どういう意味ですか? おかあさん?」

ハナ「陸(あぎ)ぬ ふりむんや 男(いきが)」

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勝子「何ですか? それ。」

ハナ「陸の愚か者は男っていう意味さ」

勝子「え?」

ハナ「ヘヘッヘッヘ 何でもない。」

勝子「感じ悪い…。」

ハナ「さ チョット 出かけてこようねぇ。」

仕事中の恵文

無線係「『84号車 どうぞ』」

恵文「はい 84号車。 女性の味方 古波蔵恵文です。」

無線係「『女性のお客さんから またまた ご指名さぁ。 波の上リゾートホテルの前までって』」

恵文「はい 了解! 急行するよぉ!」

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恵文「容子さん! 恵ちゃん 今 行くからよ。」

波の上リゾートホテルの前

恵文「こっちから 乗ればいい…。 おばぁ? どうしたのさ。 ダメだよ 乗ったら。」

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ハナ「おばぁが タクシー乗ってはいけない という法律でも あるのか?」

恵文「そうじゃないさ。 これは 予約が 入っているんだよ 今。」

ハナ「おばぁだよ 予約したのは…。」

恵文「え?」

ハナ「早く出しなさい。」

恵文「どこ 行くのさ?」

ハナ「そうだねえ… ま チョット 軽く流してちょうだい。」

恵文「はあ? 何 言ってるの。 これは お金が かかるんだよ。」

ハナ「何を言うか バカモン。 息子の運転する車に乗って 金を払う親が どこにいるか。」

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恵文「メチャクチャさ もう。 お客じゃないさ。 それじゃ 商売に ならんよ。」

ハナ「あい そんなら 分かったさ。」

恵文「はいはい 降りて…。 はい どうぞ。」

助手席に乗り直すハナw

ハナ「どっこいしょ! これで 商売も OKだね 出発進行だね。」

恵文「おばぁ!」

ハナ「おばぁが いると 困る事でもあるのか? ん? ウリウリ ん?」

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恵文「ないさぁ! そんなことは…。」

発進するが…

ハナ「あ! とめなさい!」

急ブレーキ

恵文「何よ!」

ハナ「おばぁ ひとつ 夢が あるんだ。」

恵文「夢? 何?」

ハナ「おばぁ 一度でいいから 運転してみたい。 死ぬまでに 58号線を 猛スピードで突っ走ってみたいさぁ。」

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恵文「何言ってる…。」

ハナ「黙っててやるから チョットだけさして。」

恵文「ダメ! ダメ…。」

ハナ「何でよ? おばぁが運転しちゃいけない 法律でも あるのか?」

恵文「あるさ 免許がなけりゃ ダメさぁ。」

ハナ「つまらん世の中だねえ。 年寄りの夢を奪うなんてさぁ。」

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