頷く2人
容子「お守りと… プラマイ ゼロかな? じゃあね!」
琉美子「面白い人だね。」
恵里「うん。 さぁ 行くよ!」
試験会場
係員「何ですか? それ?」
恵里「あ お守りみたいなもんですけど。」
係員「困るな。」
恵里「そうですよね。」
係員「お守りは 余り いっぱい頼むと 効かないっていうよ。」
恵里「え? そうなんですか?」
係員「らしいよ。」
恵里「ありがとうございました。」
係員「これも お守り?」
恵里「はい。」
係員「変わった お守りばっかりだね?」
恵里「はい。」
琉美子「大丈夫…。」
恵里「OK。」
那覇
古波蔵家
勝子「何してるの 文ちゃん。」
恵文「何って そろそろ始まるだろ? 恵里の試験!」
勝子「そうね。」
恵文「『そうね』って じっとしてられないさ。ウトウト」
恵達「落ちるように願ってるの?」
恵文「このバカちん! 受かる方に決まってるだろ! 本当に もう!」
恵達「そうなの?」
恵文「そうさぁ。 東京行きは反対だけど せっかく あんなに頑張ったんだから。 落ちたらら かわいそうさ。 悔しいさ そうだろ!」
恵達「そうだね。」
恵文「お前も お願いしなさい。」
恵達「分かったよ もう!」
恵文「ほれ! 早くしろ!」
恵達「よろしく!」
東京
受験開始
係員「始めて下さい。」