沖縄
クロスロード
恵達「元気でる曲かな? 今の…。」
(拍手)
恵達「聴いてたんですか?」
我那覇「おお いい曲だ。」
恵達「え? そうですか?」
我那覇「例の女の子に 聴かせてやったの?」
恵達「いや 姉に。」
我那覇「ん? 姉え姉えか?」
恵達「ダメですか?ロックでは ない?」
我那覇「そんな事はない。 姉え姉えか 沖縄の子だね やはり 恵達も。 いつか プロを目指す時 訪ねてみろ。」
恵達「我那覇 猛。」
我那覇「俺の弟だ 音楽プロデューサーをやってる。」
恵達「ありがとうございます。」
東京
一風館
グアテマラ
容子「へえ 弟ねえ。」
恵里「絶対 才能あると思うんですよ。 姉の私が言うのも変ですけど 結構 いい男だし人気でると思う。 間違いないですよ はい。」
容子「へえ…。 フフフ…。」
恵里「何ですか?」
容子「ちょっと マシな顔になったね。」
恵里「そうですか?」
容子「うん… ね!」
真理亜「ノーコメント。」
容子「何それ? ここんとこ調子 悪かったもんね 恵里ちゃんに。」
恵里「そうですね。 何も変わってないですけど ちょっと 元気になりました。 恵達 弟の名前ですが『頑張ってる』と思ったら うれしくて。」
容子「恵里ちゃんは 人の事で喜ぶのが うまいよね。」
恵里「え?」
容子「それが うまく生かせたらいいね?」
真理亜「ノーコメント。」
容子「マネージャー体質なんだよね きっと。」
恵里「はあ。」
容子「ね?」
真理亜「だから…。」
容子「『だから』何?」
真理亜「私には 関係ありません。」
沖縄
古波蔵家
恵達「プロかぁ…。」
東京
一風館
屋上
恵里「文也君… いるよね? きっと…。 この広い東京にさ。 私を 必要としてくれる人が…。」
ゆがふ
恵里「おはようございます。」
兼城「早いね。 うわ!」
恵里「え? 店長!」
恵里「切ってしまったさ。」