料理が完成する
恵里「どうですか…?」
黒島「おいしいです。」
恵里「よかったぁ!」
恵達「でも なんか おいしいとしか言えないでしょね。」
恵文「そうだよねぇ 今『おいしくない』とは 言えないよねぇ。」
恵里「そうか…。」
黒島「いや 本当です 本当に おいしい!」
恵文「そう? じゃ 恵里さん 私にも 八重山の太陽に匂いのする料理。」
恵里「お金 払ってね。」
恵文「え? 何でよ?」
恵里「当たり前さぁ。」
恵文「じゃ 一番安いの お願いします。」
恵達「俺も!」
恵里「かしこまりました。 少々 お待ち下さいませ。」
(戸が開く)
柴田「は~っ!」
恵里「柴田さ~ん。」
柴田「あんまり 時間がないんです 会社 遠いもんで…。 あの 後輩 連れてきました。 駅から 走ってきたから…。」
恵里「どうぞ どうぞ!」
柴田「お前ら 座れ。」
兼城「忙しくなってきたね。」
恵里「はい!」
恵達「身内だけじゃなぁ。」
(戸が開く)
OL「いいですか?」
恵里「いらっしゃいませ!」
恵文「ウェルカムです! 席へ どうぞ。」
兼城「だから 俺の店だってば。」
恵文「いいから いいから。メニューを。」
恵里「はい どうぞ。 メニューです。」