沖縄
古波蔵家
勝子「じゃ これ 今月分ね。」
島袋「はい 確かに。」
勝子「遅くなって ごめんね 島袋君。」
島袋「いえいえ 全然 気にしないで…。」
ハナ「そうね!」
島袋「少しは 気にして下さいね。 ダメさぁ おばぁは。」
勝子「はい これ パパイアイリチー 食べてって。」
島袋「ありがとうございます。 頂きま~す。」
勝子「パパイアを 野菜や カモボコと一緒に いためたの。」
島袋「おいしいですねぇ。 でも あれですねぇ。 何? なんか 私が 伺うたびに 古波蔵家は 一人ずつ減ってる?」
勝子「ああ 本当ねぇ。」
ハナ「そのうち 来ても 誰もいないかもしれないよ。」
島袋「え?」
勝子「そんなことないよ。」
島袋「はあ… でも 旦那さんは いつ お帰りになるんですか?」
勝子「さあねぇ。」
島袋「東京は 誘惑が多いからなぁ」
ハナ「あの男は 誘惑に弱いからねぇ。」
島袋「もしもし? 奥さん。 もしもし? 何か?」
勝子「どいて! おかあさん これ!」
ハナ「何?」
勝子「これです!」
ハナ「これだね。 勝子さん 行くよ。」
勝子「はい、。 …はい。」
島袋「あれ? あれ?」
勝子「行こう!」
島袋「どこに どこに行くんですか? これ もったいない…。」
福引
係員「はい 4等賞 ポケットティッシュ。 」
係員「はい 4等賞 ポケットティッシュ。ありがとうございました。 はい 次の方。 なんか 怖いねぇ。 引換券を どうぞ。」
勝子「よろしく!」
係員「はい 1回ね。」
勝子「ほ~う!」
(ハナの念じる声)
勝子「ほっ!」
係員「おっ! はい おめでとうございます! 赤の玉は 3等 黒砂糖です! はい どうぞ。」
勝子「しまった…。」
係員「あれあれ? そんなに 落ち込まなくてもねぇ。 はい 次の方 どうぞ。」
ハナ「待って!」
係員「え?」
空から引換券が降ってくるw
ハナ「1回だねぇ。」
係員「はい。」
勝子「は~っ!」