テーブル
恵里「お待たせしました!」
別のバイト
恵里「ありがとうございました。 お待たせしました!」
恵達 バイト先
作業員「また田舎 帰る金かい?」
恵達「いや 男は つらいっすね!」
作業員「今度は 女か?」
恵達「世話のやけるのが いるんです。」
作業員「ほう!」
恵達「こんなのじゃ全然 足りないな。 どうすんだろ?」
一風館
ダイニング
島田「恵里ちゃん。」
恵里「はい。」
島田「天職って言葉 知ってるかな?」
恵里「はい 知ってます。」
島田「この間 きみは 誰かに 呼ばれてると言ったよね?」
恵里「はい。」
島田「きみが本当に呼ばれてると感じるんなら それは天職かも。 『転職』とは 英語で コーリングという。」
恵里「『コーリング』?」
島田「神に呼ばれている それを『コーリング』 『転職』というんだよ。」
恵里「『コーリング』神に呼ばれている。」
中庭
恵里「呼んでいるよね! 私を。」
沖縄
古波蔵家
島袋「なんか いつも悪いですね。」
勝子「何 言ってるの。 少しずつしか返せなくて ごめん。」
島袋「何 言ってるんですか?」
勝子「市場で働いてるから 野菜は 結構 安く手に入るのよ。 それに ウチの おばぁは天才さ。」
島袋「何の?」
ハナ「節約料理の。」
島袋「はあ?」
恵文「島袋君 飲もうね。」
島袋「ありがとうございます。」
恵文「これからも 長い つきあいさ。」
島袋「『長い』?」
恵文「そんな短くないよ。 長~い!」
島袋「『長~い』!」
容子「(玄関の方から)こんにちは!」
勝子「ん? 誰の声だっけ?」
ハナ「おばぁは 知らないね。」
恵文「なんか聞いた事あるような いい思い出のような…?」
容子「(玄関の方から)こんにちは!」
勝子「ん? あ!」
恵文「あ!」
勝子「は~い!」