連続テレビ小説「ちゅらさん」68話「恋しくて肝(ちむ)どんどん」ネタバレ

北栄総合病院
ナースステーション

恵里「駆血帯 忘れました! すみません!」

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恵里「すみません。」

奈々子「自分で気づいたのは 偉いわ。 安藤さんの採決 やってみる?」

恵里「はい!」

内科病棟

恵里「じゃ いきますよ。」

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安藤「痛いよ!」

恵里「あ! ごめんなさい!」

奈々子「抜かないで! 大丈夫です。 やり直しますね。」

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退勤後

文也「恵里!」

恵里「文也君!」

文也「お疲れさま。」

恵里「うん お疲れさま。」

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文也「でもさ びっくりしたよ。 いきなり 看護婦になるって 言った時も びっくりしたけど まさか この病院で会うとは。」

恵里「下柳婦長に お世話になってて。」

文也「そうなんだ いい人だよね。」

恵里「うん。」

文也「そもそも 偶然に会ったのも 驚きだけどね。」

恵里「うん。」

文也「コーヒーでも どう? 紙コップだけど おごるよ。」

恵里「うん。」

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文也「はい。」

恵里「ありがとう。 おししい。」

文也「それが『おいしい』ってのは よほど疲れてるね。」

恵里「全然 ダメだから 私。」

文也「俺も そうだよ。」

恵里「え?」

文也「皆 そうなのでは? 医者も 看護婦も 一緒だと思うよ。 現場は やっぱり学校とは 全然 違うよね。 俺なんかも 結局 まだ 何も出来ないよ。」

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恵里「文也君も?」

文也「うん 全然。 でも それは しかたないと思う。 何年も 学校で勉強してきただけの 人間が すぐに出来るほど 簡単な仕事じゃないって事だろ? それだけ すごい仕事に就いたって 事だろ? それを誇りに思わなくちゃ…。 違う?」

恵里「そうか。 そうだよねぇ。 そう考えれば 出来なくても しょうがないよね。」

文也「いや しょうがなくは ないけどさ。」

恵里「あ! そっか」

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文也「頑張ろう。」

恵里「うん ありがとう文也君。」

『ああ 文也君の笑顔だ!』 恵里は そう思いました。 ずっと覚えていた 恵里の 大好きだった文也君の あの頃と 全然変わらない笑顔でした

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遥「あ 上村 こんな所にいたんだ。」

文也「あ ごめん。 行かなくちゃ。 また ゆっくり 話そう。 皆の事 聞きたいしさ。 恵里の事も。」

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恵里「うん!」

文也「じゃあね!」

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文也「ああ 疲れたなぁ!」

恵里は 胸の奥が キュンと 痛くなりました。 恵里は 思い出の文也君ではなく今の文也君に 本当の恋を してしまったのかも しれないねぇ

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69話

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