恵尚「世界さ… 世界を目指すのさ!」
恵里 恵文「おう!(拍手)」
恵達「じゃ おやすみ。」
勝子「おやすみ。」
恵尚「スゴイくないか? 恵里。 ゴーヤーマンの人形をさ アメリカやロシアの子供達が持って遊ぶんだよ。 そしたらさ 沖縄を世界に広める事になることになるかもしれん。 そうだろ?」
恵里「うん スゴイさぁ!」
恵尚「おやじさん そしたら おやじさんは プロデューサーさぁ。」
恵文「そうかねぇ プロデューサーねぇ。 何 それ?」
恵尚「俺も よく分からん。 でも とにかく偉い人さぁ。」
恵文「そうか。 いや 参ったね これは テレビなんかも 来るかね?」
恵尚「来るさ もう バンバン来るよ。 アメリカのテレビも 来るよ。」
恵文「イングリッシュも 勉強しとくかね?」
恵尚「そうだね。」
恵里「そうなったら 楽しいねぇ。」
恵文「そうだね 楽しいねぇ。」
恵尚「なるさぁ!」
恵文「そうかぁ 今日は 楽しいねぇ。 歌うか。」
恵尚「歌おう。」
恵文「歌っちゃうかあ。」
恵尚「歌っちゃおう。」
恵里「私 踊るよ。」
恵尚「そういえば 野球どうだった?」
恵里「勝ったさぁ 当然さぁ。」
恵尚「よし いい事づくめさぁ。 夢に向かって走ろうねぇ!」
恵里「はい~!」
恵尚「恵文さん ミュージック スタート!」
恵文「あい! OK!」
恵文の三線 恵尚の口笛 恵里の踊りが始まるw
古波蔵家の外
男「お かなり酔うてるなあ。 いい事あったはずよ 古波蔵家は。」
晩餐が終わり恵里と恵達の部屋
恵里「恵達。 また 寝たふりして この子は…。」
恵達「俺は 知らないからな。」
恵里「何が?」
恵達「何がってね 本気で あんなもんが 売れると思うのか 姉え姉えは。」
恵里「それは 分からんさぁ。 でも 可能性は ゼロじゃないでしょ?」
恵達「そりゃ そうさ。 でも 限りなくゼロに近いね。」
恵里「あんた 面白くないなぁ。 女にモテないよぉ。」
恵達「ほっとけ。」
恵里「でもさぁ ゴーヤーマンの話 してる兄い兄いは 楽しそうだったね。 応援してあげたいさぁ。」
恵里「あんただって そう思うでしょ? 大体あんたが1番 兄い兄いの事 好きだったさぁ 小さいころから。 いつも 『兄い兄い』って くっついて歩いてさぁ」
恵達「それと これとは 違うだろ。」
恵里「一緒さぁ!」
恵達「もう 知らん。」
恵里「まったく もう…。 てれ屋さんかぁ?(くすぐる)」
恵達「やめろ! やめろ!」
恵里「ヤダ!」
恵達「イヤ~!」
恵里「ヤダね!」
恵文と恵尚
恵文「恵尚飲め!」
恵尚「おやじさんこそ ホラ!」
恵文「でも ゴーヤマンとは いいアイディア。 さすが わが息子。」
恵尚「出来が違うってか。」
恵文「あれ にぎやかだね あっちも。」
恵尚「そうだねぇ。」
恵文「こっちも 負けずにいくか!」
恵尚「やりますか!」
勝子「チョット 待って!」
恵尚「ん?」
勝子「宴たけなわではございますが こんなお金 どう考えても 無理!」
恵尚「え? でもさぁ…。」
恵文「何とかならんかねぇ? 世界も待ってるわけだしさぁ ゴーヤーマンを…。」
恵尚「そうそう。」
勝子「残念ながら なりません。」
恵文「でも 世界がさぁ。」
勝子「恵文さん!」
恵文「はい…。」
ハナ「さてさて…。 今日は 楽しい夜だったねぇ。 いい夢 見て 寝ようねぇ。」