古波蔵家 朝食
勝子「ほら 遅れるよ 恵里。」
恵里「うん。」
遠くで恵尚が叫んでいる
恵尚「あ~あ…。」
便乗して恵文もw
恵文「あ~あ。」
勝子「ほら 早く食べなさい。」
仕事をサボって三線を弾く恵文w
恵文「♪『正義の味方のゴーヤーマン 味は苦いが いい男』。 金かぁ…。 どうにかならんかねぇ。」
学校帰りにゴーヤーを愛でる恵尚を見かける恵里w
恵里「兄い兄い…。」
古波蔵家
恵里「ねえ 何とかならんの?」
勝子「無理無理。」
恵里「お母さん…。」
勝子「邪魔。」
恵里「ねえ おばぁ。」
ハナ「ほれ。 おいしいね?」
恵里「うん おいしいよ。」
ハナ「そりゃ よかったねぇ。」
恵里「だから おばぁってば…。 ねえ お母さん…。」
勝子「私だって 何とか力になってあげたいけど 無理なのよ。 恵里も 子供じゃないんだから 分かって。 ね?」
恵里「だって かわいそうさぁ 兄い兄い。」
勝子「手伝わないなら あっちへ行って。」
夜 恵尚の部屋
恵尚「やっぱり 駄目だったさぁ。 何とか お前の力で 皆をさ 楽にさせて あげたかったけど 駄目だったさ。 ごめんな…。」
恵尚の独り言を聞いていた勝子