月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん3」4話「かりゆしの笑顔」

道中

恵理「愛子ちゃん!」

ちゅらさんの画像

恵理「愛子ちゃん! 愛子ちゃん… ここは 沖縄だよ 海を渡らないと 帰れないよ お母さんのところには… あのね 愛子ちゃん よく聞いてくれる? あなたが思ってるように お母さんは そんなに長くは 生きられなのかもしれない それは しかたのない 現実なのかもしれない 分かる?」

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恵理「分かるよね… だから あなたは 少しでも お母さんと一緒に 居たいと思ったし お母さんが 心配で 心配で たまらないから 独りにしておくのが 怖かった… であるよね? それは 分かるよ… 愛子ちゃん でもね… 重い病気になった人はね 愛子ちゃん… 自分の事は あんまり 考えないわけ」

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恵理「自分が病気になって ひょっとして この世界から いなくなってしまうと思うと 一番心配で 一番悲しくて 一番嫌なのはさ その事で 自分の一番大切な人が 不幸になってしまうことなわけ だからね 愛子ちゃん… お母さんは 自分が いなくなってしまった後の あなたの事だけが 心配なんだよ 分かる? うん… お母さんだって あなたと居たいんだよ 寂しくて… それも 分かるよね」

愛子「(うなずく愛子)」

恵理「あなたに 強くなってもらいたいわけ お母さんが見たいのは 愛子ちゃんの 心配する顔ではなくて 元気な愛子ちゃん… それが 本当の親孝行なんだよ」

愛子「元気な私?」

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恵理「…そう 元気な愛子ちゃん 愛子ちゃんの… 笑顔さぁ 愛子ちゃん 夏休み 何をした? 何もしてないでしょう? ずっと お母さんのそばに居て 友達とも あまり遊ばない 結局… 学校のキャンプも 行かなかったさぁ それじゃ 駄目だよ 駄目であるわけ…」

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恵理「子供には… 必要なんだよ 夏休みは 沖縄で いっぱい 思い出つくって お母さんに 話してあげなさい 喜ぶさ きっと お母さん それを 楽しみに 待ってると思うよ」

次の日 恵理は 東京へ 帰っていきました

古波蔵家

ハナ「いち にい さん し! いち にい…」

恵理 心配 要らないさ 愛子ちゃんは 元気だよ

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