月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん3」4話「かりゆしの笑顔」

中庭

文也「へえ~ すごいじゃん 電話 忘れるなんて」

恵理「うん であるねえ」

文也「そうか… よかったねえ」

恵理「うん… でも つらいねえ 自分に 電話してくるのを 忘れたのが うれしいっていうのも…」

文也「そうだよな… うん でも よかったんだよ」

恵理「うん あ でも 本当に 沖縄に 連れていったら どうかって 私が言いだしたわけじゃないからね」

ちゅらさんの画像

文也「分かってるよ 何も言ってないじゃん」

恵理「あ でも 聞いた時 そう思ったでしょ?」

文也「そりゃ 思ったよ」

恵理「え 思ったの?」

文也「思ったよ」

恵理「なんで~…?!」

文也「思ったよ…」

真理亜「(せきばらい)もう どうでも いいけど 聞いてて バカバカしく なるんだけど あんたら…」

ちゅらさんの画像

恵理「すみません」

文也「すみません」

真理亜「で… どうなのよ あの子は? 沖縄へ行って…」

恵理「あぁ それがですね 意外な展開になってるんですよ」

真理亜「ほぉ… なに なに?」

恵理「愛子ちゃん 一風館に来た時は あんまり 元気がなかったじゃないですか でも 沖縄に行って お父さんが タクシーで 那覇を案内してあげたり お母さんが 朝市で ゴーヤーを売る 手伝いをさせたりして だんだん 愛子ちゃん 沖縄の古波蔵家に なじんできた みたいなんですよ」

ちゅらさんの画像

恵理「で… 愛子ちゃん 毎日 家に電話してたんだけど 家に電話するの 忘れたって で… 辻内さんは 自分に 電話してくるのを 忘れたのを『よかった』って… なんか 悲しい気もするけど それは いい事なんだなあって…」

廊下

容子「よう」

遥「ええ…」

ゆがふ

兼城「あ いらっしゃい」

恵理「あぁ …あっ?」

ちゅらさんの画像

真理亜「おっ…」

容子「やっぱり 居た」

遥「え?」

容子「なんかさぁ… なんか ほっとけないんだよね 遥ちゃんの事… ごめんね」

遥「そんな~…」

(戸がひらく)

恵理「あぁ… 姉え姉え?」

奈々子「なんか 分からんないけど 間に合った気がする… うん?」

真理亜「は?」

容子「うん セーフだよ」

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