海
恵文「さてと… 愛子ちゃん そろそろかね?」
愛子「は~い!」
恵理「うん… なに?」
勝子「じゃ ちょっと こっちへ おいで」
愛子「は~い」
勝子「行こう」
恵理「なに おばぁ?」
ハナ「見ておれば 分かるさ」
愛子「お母さん!」
愛子「お母さん」
美帆子「…うん?」
愛子「愛子の夏休みの課題を お母さんに 提出します」
美帆子「ええっ?」
恵文「じゃ いくよ」
愛子「うん」
♪~(『小浜節』)
お母さんは 幸せそうな顔をしていました いい親子だねえ 2人は 何日か 小浜で過ごして 恵理と文也君と一緒に 東京に 帰っていきました
東京
恵理「あ~ぁ…」
一風館
グアテマラ
真理亜さんは 愛子ちゃんと お母さんの話を基に 新しい本を書きました
真理亜「か… 出来た! やった!」
容子「どれどれ?」
真理亜「居たの?」
容子「居るわよ 見せなさいよ さあ~ さあ~!」
それは とても とても すてきな本でした
でも この本は ち~っとも 売れなかったのでございます
本屋
真理亜「ほ ほ~ 上等じゃないの ふ~ん」
でも 何だか うれしそうだねえ
辻内家
恵理「海が きれいですねえ うわ~ 小浜節です」
愛子「ただいま!」
美帆子「あ… 帰ってきた」
愛子「ただいま」
美帆子「お帰り」
恵理「お帰り!」
愛子「こんにちは ねえ お母さん 舞ちゃんのうちに 遊びに行ってくる」
美帆子「うん」
愛子「じゃ 行ってきます! あ… 恵理さん」
恵理「はいはい」
愛子「ガーゼの交換は 夜 お風呂の後で いいんですよね?」
恵理「…完ぺきです」
愛子「…じゃ 行ってきます!」
恵理「行ってらっしゃい!」
美帆子「帰り 気をつけてね あまり 遅くならないでね」
愛子「分かってるってば」
恵理「あ… じゃ 血圧から 測りましょうか」
美帆子「はい」
愛子ちゃんのお母さんは なんだか 元気そうです このまま 病気が治ると いいねえ
さてさて それから また しばらくたって こちら 沖縄の 古波蔵家でございます