北栄総合病院
検査中
検査結果
古波蔵家の墓
ハナ「あぁ ありがとう」
愛子「ねえ おばぁ」
ハナ「はい 何ね?」
愛子「人は死んだら どうなっちゃうの? 遠くに行っちゃうの?」
ハナ「行かないさぁ 遠くには… 死んだ人のね 魂は すぐそばにいるよ 大切な人… 大事な人のそばに ず~っと いてくれるさぁ」
ハナ「生きている時よりもね 近くに いてくれるよ 生きてる時はね 一緒には ず~っと なかなか いられないでしょう?」
愛子「うん そうか…」
ハナ「そう そうさぁ…」
こはぐら壮
(呼び鈴)
勝子「もしもし 恵理? うん? えっ… 本当に?」
道中
美帆子「すてきな道ですねえ」
恵理「はい」
文也「大丈夫ですか?」
美帆子「はい 気持いいです」
文也「よかった」
恵理「ゆっくり歩きましょうね 足取り ちょっと 速くなってますよ」
美帆子「あぁ…」
恵理「もう少しですからね」
愛子「お母さん! お母さん!」
美帆子「愛子…」
愛子「お母さん…」
美帆子「お母さん 来ちゃったあ」
こはぐら壮
美帆子「本当に いろいろ ありがとうございました」
恵文「何を おっしゃってるんですか… ねえ?」
勝子「そうですよ 愛子ちゃんは いい子ですから 私達も 楽しかったですから」
美帆子「ありがとうございます」
ハナ「子供はね うちの中を 元気にしてくれるさ」
美帆子「そうですね…」
愛子「ねえ お母さん」
美帆子「うん?」
和也の木
美帆子「これか…」
愛子「うん」
美帆子「愛子」
愛子「うん?」
美帆子「お母さんは ず~っと… ずっと ずっと ず~っと 愛子を 愛してるよ」
愛子「分かってる 分かってるよ」
美帆子「ありがとう」