あらすじ
姿を消していた算太(濱田岳)に召集令状が届き、久々に橘家に帰ってきたのもつかの間、算太は出征しました。人手も材料も乏しくなった「たちばな」は、次第に商いを縮小せざるを得なくなりました。一方、雉真繊維は戦争の勢いが増すにつれ軍への納入も増え、事業を拡大。稔(松村北斗)には、銀行の頭取の娘との縁談が上がっているようで…。そのことを知った勇(村上虹郎)は稔のもとを訪ね、複雑な思いをぶつけるのでした。
13話ネタバレ
橘家
居間
ラジオ『臨時ニュースを申し上げます。 大本営海軍部発表。 帝国海軍部隊は 5日 東太平洋の敵根拠地 ミッドウェーに対し 猛烈なる強襲を敢行 甚大なる損害を与えたり。 現在までに…』。
「ごめんください。」
小しず「はい。」
お菓子司・たちばな
小しず「はい。」
「この度は おめでとうございます。」
<安子の兄 算太に 召集令状が届きました。 算太は 借金取りから逃げ 家族の思いを裏切って 姿をくらませたきりでした>
岡山駅
<入隊のために 算太が岡山に帰ってきました>
安子「お兄ちゃん!」
算太「お~ 安子。 久しぶりじゃのう。」
安子「心配しょうったんよ。 みんな。」
算太「ハッハッハッハッ…。 親父 まだ怒っとるんか?」
橘家
台所
金太「家には入れるな!」
小しず「金太さん!」
金太「言うたはずじゃあ。 あいつは もう 橘の人間じゃねえ。」
小しず「戦争に行くんよ!? 遠い南方や 大陸の前線で戦うかもしれんのんよ!? せめて晩ごはんくれえ…。」
金太「赤の他人が どねんなろうと 知ったことじゃねえ。」
杵太郎「頑固もんが…。」