あらすじ
かよ(黒木華)から、カフェーでクリスマスパーティーを開くから10人お客を集めないといけないと相談されたはな(吉高由里子)は、自分に任せておけと請け合う。はなは朝市(窪田正孝)、武(矢本悠馬)や聡文堂の面々を誘って、パーティーに参加する。店内は大勢の客でごった返しており、はなも臨時で女給をするハメに。蓮子(仲間由紀恵)、英治(鈴木亮平)、郁弥(町田啓太)と着々と集まるが、10人にあと一人足りず…。
88回ネタバレ
かよ宅
はな「ほんなに慌てて どうしたでえ?」
かよ「武 どこ行ったか知らんけえ?」
はな「武が? どうしたでえ?」
かよ「お姉やん… おらには 武が必要なんだ。」
はな「てっ…。 かよ! 武… 武と いつっから そんな…!」
かよ「武だけじゃねえ。 お姉やんも朝市も醍醐さんも ほれから ほれから…。」
はな「はあ~? とにかく 落ち着けし!」
かよ「うちの店で 急に クリスマスパーティーやる事になっただよ。 ほれで 女給1人で 最低10人 お客さんを呼ばんといけんだ。 ふんだけんど おら 東京に知り合いなんていないし…。」
はな「な~んだ…。」
かよ「どうしよう お姉やん!」
はな「お姉やんに任しとけし。 こぴっと集めてあげるさ。」
かよ「本当け?」
はな「うん。」
かよ「よかった…。」
カフェー・ドミンゴ
玄関前
「メリークリスマス。」
<大正8年 このころ 銀座の町では クリスマスパーティーが はやり始めておりました。>
ホール
梶原「おお 随分 人が集まってるな。」
醍醐「修和女学校のクリスマスとは 趣が全然違うけど 楽しいね。」
はな「ええ。」
三田「あっ 宇田川先生! あっ すいません。」
「ああ 失礼 ハハハ。」
宇田川「全く どうして 今日は こんなに うるさいのよ!」
三田「いや~ この状況でも原稿が書けるって さすがとしか言えません! 宇田川先生!」
宇田川「うるさい。」
三田「すいません…。」
梶原「せっかくだ。 楽しもうじゃないか。」
梶原「こんばんは。」
かよ「いらっしゃいませ。」
梶原「とりあえず ビール4つ頂戴。」
かよ「はい。」
朝市「はな。 待ってたじゃん。」
はな「あっ 朝市。」
朝市「醍醐さん こんばんは。」
醍醐「こんばんは。」
はな「武は?」
武「てっ… 美しい…。 てっ こっちにも…。」