あらすじ
なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)が東京に帰ってきた。二人は、十勝での出来事を亜矢美(山口智子)に報告。亜矢美は、千遥の心の内にあるものを察し、落ち込む二人を元気づける。翌日、なつが東洋動画に出社すると、下山(川島明)、麻子(貫地谷しほり)、坂場(中川大志)から、宿題だった短編映画の企画案を求められる。そこでなつが、帰省中にヒントを得た企画について話しだすと、皆興味を持ちだし…。
86話ネタバレ
おでん屋・風車
玄関
<なつと咲太郎が 新宿に着いたのは 翌々日の早朝でした。>
なつ「亜矢美さんには話したの?」
咲太郎「電話で簡単にな… 千遥に会えなかったってことも。」
なつ「それじゃ 元気出した方がいいね。」
咲太郎「うん そうだな。」
1階店舗
2人「ただいま!」
1階居間
亜矢美「うん…。 置屋ってさ 東京のどこにある置屋だろうね?」
なつ「それは言わなかったみたい。 だから 手紙にも わざと書いてないんです。」
咲太郎「結婚するなら 置屋には もう いなくなるんだろう。」
亜矢美「う~ん… 結婚する相手のことも わざと詳しくは書かなかったのね。 そんだけ あんたたちのことを 思ってるってことよ。」
咲太郎「もう少し 信用してくれてもいいのにな。 幸せを邪魔するようなことは 絶対しないのに。」
亜矢美「千遥ちゃんの方が 会いたい気持ちを 抑えきれないからだって 書いてあるでしょ。」
なつ「でも そんな結婚をして 幸せになれるんでしょうか?」
亜矢美「なれるよ。 自分で こうって決めたことなら どんなことがあったって 前に進んでいける。 で もし『ああ つらい ああ もう しんどい ああ もうダメだ』って思った時には 千遥ちゃんには 今 北海道ってものがあるんじゃないの。」
なつ「フッ… そうですよね!」
2階なつの部屋
<なつは 宿題になっていた 短編映画の企画に 『ヘンゼルとグレーテル』を 提案することにしました。>
回想
夕見子「あんたら きょうだいにとって そのパンが 絵何だわ。 パンを落とす代わりに 絵を描いてんの。 それが 自分の家に帰るための道しるべなんだわ!」
回想終了