連続テレビ小説「花子とアン」第98回「腹心の友ふたたび」【第17週】

あらすじ

“絶縁状”に激こうした伝助(吉田鋼太郎)は、東西日報の下山(木下ほうか)にそそのかされ、蓮子(仲間由紀恵)への反論文を新聞に掲載しようとするが、黒沢(木村彰吾)に「そのような行動はあなたらしくない」と諭され、撤回する。しかし、腹の虫がおさまらないタミ(筒井真理子)は、掲載されるよう一策を案じる。新聞に載った反論文を見た花子(吉高由里子)と醍醐(高梨臨)は、心ないことが書かれた記事に憤慨する…。

98ネタバレ

村岡家

居間

花子「兄やん… ひょっとして 蓮様が 今 どこにいるのかも 知ってるんじゃない? 知ってるなら 教えて。」

吉太郎「居場所知って どうするだ?」

花子「会って 話がしたいの。 蓮様 今 どこにいるの?」

吉太郎「俺にも分からんだ。」

龍一宅

龍一「すまない! 本当は 見知らぬ土地に行って 2人で新しい生活を 始めるつもりだったのに こんな事になってしまって…。」

嘉納邸

嘉納「新聞記者を呼べ…。」

タミ「旦那様?」

嘉納「今すぐ 記者を呼べ! こっちも あの女に反論するったい!」

<蓮子と龍一の駆け落ち事件は 更なる騒ぎへと 発展していくのでした。>

黒沢「東西日報の黒沢です。 失礼します。 遅くなって 申し訳ありませんでした。 別の取材で出ておりましたので…。」

嘉納「ああ よかよか。 今 こん人に 代わりに書いてもらいよるき。 続きばい。」

嘉納「『蓮子。 お前には 何不自由ない暮らしを 与えちゃり 勉強もさせちゃって 小遣いでん 欲しいだけ くれちゃった。 俺は 田舎者の無教養者で 文学の世界やら 分からんばってん お前が 歌集を出版したいち 言いよった時も 何一つ小言も言わんで 金を出しちゃった』。」

嘉納「『お前みたいな わがままなお姫様を 受け入れよう努力したとは 嘉納家の人間たい』。 まあ 言いたい事は こげなもんたい。」

下山「嘉納さん。 この反論を 手記として連載にしまっしょか。」

黒沢「私は 反対です。」

下山「はっ?」

黒沢「このような反論文など 公開すべきではありません。 あなたの名を おとしめるだけです。」

下山「黒沢! 何を言いよるとか!」

黒沢「冷静に考えてみて下さい。 このような手紙を 蓮子さんが自ら 新聞に公表したとは 私には 思えないんです。 蓮子さんは そんな非道な事を する人では ないでしょう。」

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