あらすじ
地蔵盆の日、るい(深津絵里)は竹村クリーニング店を訪れた錠一郎(オダギリジョー)を受け入れ、よみがえった母・安子(上白石萌音)との幼いころの記憶を話すのでした。その様子を見ていた平助(村田雄浩)は、るいと錠一郎の親密な雰囲気に気もそぞろ。そんなところを見た和子(濱田マリ)は、タイミングをみはからって二人に近づき…。
48話ネタバレ
竹村家
玄関前
るい「いけん! 今すぐ落とさんと 染みになってしまう。」
錠一郎「よかった。 もう 僕の洗濯してくれへんと思うてた。」
るい「そねえなわけねえじゃろう。 私ゃあ クリーニング屋なんじゃから。」
庭
るい「今日のうちに乾く思いますから。」
錠一郎「ありがとう。」
るい「また こぼさんようにしてくださいよ。」
錠一郎「はい…。 サッチモちゃんの分もあるよ。」
るい「置いてえてください。」
錠一郎「溶けるよ?」
るい「すぐ行きます。」
錠一郎「はい。」
回想
るい「あなたのせいです。 忘れたかったのに。 忘れるために岡山を出たのに。」
回想終了
錠一郎「特別なんや。 僕にとっても。 僕にとっても… 『On the sunny side of the Street』は。」
竹村クリーニング店
♬~(ラジオ)
和子「はい 5円のお返し。」
てる子「ありがとう。」
和子「おおきに。」
てる子「誰かおんの?」
和子「るいちゃんの友達。 男の。」
平助「あっ…!」
和子「気ぃ付けや。」
てる子「まあ…。」
和子「…んな ばっかりよ。」
庭
錠一郎「僕の一番古い記憶は『On the sunny side of the Street』なんや。 今でも耳によみがえる。 あのイントロの高らかなトランペット。 シンガーでもない おじさんが マイク奪って歌いだして…。 みんな 圧倒されてた。 英語やったし 何言うてるかは 僕には全然分からんかった。」