あらすじ
病院に貼りだされたモデル募集の貼り紙を眺める奈津(江波杏子)。糸子(夏木マリ)と行きあい、病院の廊下での競走になる。糸子は相川(山田スミ子)とモデルの選考に入る。重症患者もモデルにと望んだ糸子だが、さすがにそれはかなわない。モデルに決まった女性たちが集まり、糸子は美しくなってほしいと語りかける。それぞれに合うドレスを考える糸子。ついでに奈津の病室を訪ねたが、ベッドが片づいているのを見て、仰天する。
142回ネタバレ
病院
院長室
糸子「半分… いや1/3でも いや 一人でもええわ。 希望する患者さんを 参加させちゃあって下さい。 このとおりや。」
小原家
リビング
孝枝「また ほんなドス 利かせはったんですか?」
糸子「別に ドスとちゃう。 ちょっと 腹に力入れて 声 出しただけや。」
孝枝「それが ドスなんやんか。 なあ? はあ?」
浩二「はあ。」
糸子「せやけど あんた いっぺん その総婦長 見てみ。 ほんな うちのドスに ビビるようなタマ ちゃうで。 ほんま 怖い女ちゅうんは 何で あない怖いんやろなあ?」
孝枝「ハハハハハ。 よう そんな ひと事みたいに…。 なあ?」
浩二「はあ。」
孝枝「うん?」
糸子「うん 何て?」
孝枝「聞こえへんや あんた。」
病院
待合所
(チャイム)
館内放送『お呼び出し致します。 内科の龍村先生…』。
龍村「糸子先生!」
糸子「ああ こんにちは。」
龍村「どうも すんません。 あれ! 桜井さんと?」
奈津「こんにちは。」
龍村「これは これは かつてのご学友が おそろいで。 すてきやないですか~ ねえ ほんまに。 先生 そろそろ 総婦長らも そろってる頃です。」
糸子「はあ。 ほな 行かせてもらいます。」
龍村「お願いします。 じゃあ 桜井さん また。 桜井さんて 何か 独特の雰囲気がありますね。 あれは さぞかし モテたでしょうねえ… あの気高さは。 ハハハ。」
糸子「まあ 気高いんも 変わってませんけど 男の趣味も変わってませんわ。」
龍村「ええっ! そうなんですか。 で ちなみに どんなんです?」