水口「すいません。」
春子「合格!」
水口「え?」
春子「水口さん アキの事 よろしくお願いします。」
アキ「よろしぐ。」
甲斐「よろしくお願いします。」
北三陸駅
夏「どうした? ユイちゃん。 ヘヘッ ぼっとして。」
ユイ「あっ おばちゃん。 ごめん ごめん お店開けなくちゃね。」
夏「誰と しゃべってたんだ?」
ユイ「あっ! 春子さん 会社作ったって。」
夏「会社!?」
ユイ「アキちゃんを 売り込むための事務所だって。 聞いてない?」
夏「あの野郎 何も話してねえ。」
ユイ「すごいね 春子さん やるって言ったら やるんだね。」
夏「プールさ行ってきたのか?」
ユイ「うん。」
夏「長く潜れるようになったか?」
ユイ「うん だいぶ。」
夏「そうか。 よし! スナック開店だ!」
営業回り
水口「それじゃあ よろしくお願いします。 失礼します。」
「あれ? あんた ハートフルの。」
水口「あ~ それが 先月いっぱいで退社しまして 今は スリーJプロダクションという事務所で この子のマネージャーを。」
アキ「天野アキです! よろしぐ!」
「なまってるね~。」
水口「そうなんですよ。 岩手の子なんで。 東北のドラマとかあったら 是非。」
「さっき 宮城の子と会ったな。」
河島「こちら GMT5の小野寺薫子です。」
水口「あっ やべえ!」
河島「宮城の子なんで 東北のドラマとかあったら 是非 ひとつ よろしくお願いします。」
鈴鹿「隠れる事ないじゃない。」
アキ「じぇじぇ!」
鈴鹿「あら 独立したの?」
アキ「ママが社長で パパが運転手なんだ。」
鈴鹿「相変わらず タメ口ね。」
アキ「あっ すいません。」
鈴鹿「大変よ これから。 私も独立したあと 2~3年は仕事なくて。」
アキ「じぇ…。」
鈴鹿「でも まあ このまま 太巻さんのとこにいて 芽が出ないより 干された方が ましかもね。 あなたもね。」
水口「よろしくお願いします。」
鈴鹿「いつか一緒に お芝居しましょうね。」
アキ「はい!」
鈴鹿「絶対よ。」
アキ「じぇったい!」
河島「失礼します。 あ…。」
水口「あ…。」