東京EDOシアター
♬『第2ボタンは 捨てました 腹いせに』
しおり「真奈ちゃんが違うと思います!」
荒巻「は~い 遠藤! もう1回! 遠藤以外 みんな座って!」
無頼鮨
鈴鹿「恋愛を取るか 仕事を取るか 決められないから『一緒にしちゃえ』って 彼と一緒に事務所を立ち上げたの。 欲張っちゃ駄目よね。 1年も続かなかった。 でも 後悔してないの。 だって どっちかしか選べないなんて 誰が決めた?『恋愛か 仕事か』じゃなくて 私の場合『恋愛も仕事も』よ。」
アキ「恋愛も仕事も…。」
鈴鹿「そっ バレなきゃいいのよ。 …なんて ママに聞かれたら大変だけどね。」
種市「ただいま戻りました。」
鈴鹿「種市君 お勘定!」
種市「あっ はい。」
アキ「じぇじぇ!」
鈴鹿「まっ 適当に おやんなさい。」
鈴鹿「ごちそうさま~。」
種市「ありがとうございました!」
アキ「この間 頂いた お話の返事ですけど…。」
種市「ああ…。」
アキ「前向きに検討します。 …という方向で。 お願いします。」
種市「あ… ホントか!? えっ 自分でいいのか!? やった!」
アキ「ただ!」
種市「うん?」
アキ「くれぐれも 1年間は ママには ないしょで お願いします。 大事な時期なの。 ごめんね。」
種市「どうした? 天野。」
アキ「え?」
種市「なまってねえぞ。」
アキ「あっ ホントだ。 何でだろう?」
種市「フフフッ。 天野。」
アキ「先輩。 えっ?」
種市「あ… あ~ まだ早いよな。 あっ ごめん ごめん ごめん ごめん ごめん ごめん!」
アキ「早ぐねえ! おら もうすぐ 二十歳だ! 遅いぐれえだ!」
種市「天野。 天野…。」
(携帯の着信)
種市「う~ん…。」
アキ「もしもし。 うん。 もうすぐ帰る。 えっ? えっ! じぇじぇ!」
純喫茶・アイドル
(ドアベル)
<そごに いだのは ユイちゃんのママでした>