連続テレビ小説「あまちゃん」115回「おらのばっぱ、恋の珍道中」

北三陸駅

栗原「やんだ これ。 チーズじゃなくて 消しゴム!」

吉田「ハハハハハハハッ! プッ! 新婚じゃなかったら ぶっ飛ばしてるぞ。」

(笑い声)

<大人たちは 暇を持て余し スナックさ集まり ミサンガを編んでいました>

スナック・梨明日

(ドアベル)

ユイ「いらっしゃ~い。」

ヒロシ「カレーのセットで アイスコーヒー。」

ユイ「はい。」

美寿々「もう着いたかな?」

菅原「ああ… んだね。」

今野「なすて 行がねがったのさ ユイちゃん。」

弥生「んだ んだ。 あんなに楽しみにしてだのに。」

ユイ「いいの。 お店もあるし お父さんも心配だしね。」

今野「足立先生だら ピンピンしてますよ。」

菅原「ゆうべも カラオケで ALFEEの『メリーアン』歌ってましたよ。『さずがに 高音は きついな』って 言ってましたよ。」

美寿々「お店だって おらと弥生さんが 交代で見るって言ったのに。」

かつ枝「さては ユイちゃん 大吉に脅されたか?」

勉「行ぎだぐねえって 言ってんだから そっとしといてやれや。」

ヒロシ「勉さん…。」

<ユイちゃんが 東京行きを キャンセルした訳を 勉さんだけは知っていました。 自分を捨てだ母親を ユイちゃんは まだ 許す事ができなかったのです>

純喫茶・アイドル

(ドアベル)

甲斐「いらっしゃい。」

安部「夏ばっぱ!」

夏「お~ 安部ちゃん! 変わりねえようで… アハハハッ! 何よりだなあ!」

夏「ばっぱ! ばっぱ!」

大吉「これ 大きな声 出すな! 恥ずかしい!」

安部「だって 懐かしいんだもの!」

夏「どうだい まめぶ大使 手応えは?」

安部「まずまずだ! …嘘だ。 さっぱりだ。 B級グルメのコンテストで 2年連続 横手のやきそばに負けたのが 痛かった。 アキちゃんが テレビで取り上げてくれたが 三又又三は… 箸もつけねがった。」

大吉「あの野郎 岩手県出身のくせに!」

黒川「彦摩呂さんは『甘さと しょっぱさの 譲り合いや~』って叫んでたよ。」

安部「悔しいけど 言いえて妙だ。」

甲斐「私は嫌いじゃありませんよ。」

アキ「あっ マスターの甲斐さん。」

安部「春子さんも昔 ここで ウエイトレスしてだんだど!」

夏「いや~ まっ 親子2代で! それは それは…。 あの これ つまんねえもんですけど 手拭いです。」

甲斐「ありがとうございます。」

夏「まめぶ お好きですか?」

甲斐「甘い だんごさえ よけてしまえば 極めて けんちん汁ですし…。 だんごを 一旦 取り出して 冷蔵庫で 一旦 冷やして そのあとで スイーツとして…。」

大吉「まめぶの話は もう たくさんだ! それより 明日からの東京見物の予定は?」

安部「完璧だ! ちょっと タイトなスケジュールだが…。」

安部「午前8時半に 正宗さんのタクシーで 世田谷を出発。 まずは 東京都庁を見物。 そのあと 新宿御苑 国会議事堂 皇居を回り 銀座へ移動して 歌舞伎を見ながら 昼食。 午後2時 工事中のスカイツリーをバックに 記念撮影 お台場のアウトレット 浅草 アメ横を回り 晩御飯は 上野の無頼鮨を予約してます。」

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