控室
アキ「お世話になりました。」
鈴鹿「ねえ ホント? ホントに 地元 帰っちゃうの? 行きっ放しなの?」
アキ「いや 分がんねえです。 2~3年で 帰ってくるがもしんねえし 2~3日かもしんねえし。」
鈴鹿「じゃあ 私も行こうか? おばあちゃんに挨拶したいし。」
水口「駄目ですよ 働いて頂かないと。」
鈴鹿「もう! 働け働けって何なのよ! なんて事務所!」
アキ「鈴鹿さんから頂いた お言葉 生涯忘れねえです。」
回想
鈴鹿「今 日本で 天野アキをやらせたら あんたの右に出る 女優はいません。 だから続けなさい。 向いてないけど 向いてないけど 続けるっていうのも才能よ。」
回想終了
鈴鹿「え? 向いてないのに続けるのは 才能か? うん いい事 言うじゃない。」
アキ「いや おらでねくて 鈴鹿さんが。」
鈴鹿「じゃあ もう少し続けようかな。 向いてないけどね。」
アキ「鈴鹿さん!」
スタッフ「間もなく本番です!」
アキ「んだ! 続けてけろ! おら 日本一の 天野アキになります!」
鈴鹿「頑張んなさい! はい!」
スタッフ「そろそろ出番です!」
♬『あなたの故郷(がばい) 私の地元(でーじ) 駅前 コンビニ 駐車場 地元 地元 地元に帰ろう 地元に帰ろう(埼玉) 地元で』
水口「じゃ行こうか。」
♬『あなたの故郷(佐賀) 私の地元(沖縄)」
東京EDOシアター
アキ「お世話になりました!」
河島「そうか 天野は 地元に帰るんだな。」
アキ「それ言われたの 3人目。」
水口「すいません。」