連続テレビ小説「あまちゃん」30回「おら、先輩が好きだ!」

喫茶店・リアス

春子「ちょっと うちで話せない事って それ?」

アキ「だってほら ばっぱ 海女のシーズンが 終わってから 元気なかったじゃない?」

弥生「毎年の ごった。 9月になると 1回 燃え尽きるんだ。」

アキ「それが ここ最近 妙に ソワソワしてんだ。」

回想

夏♬『雨よりやさしく 淋しい胸に 涙に』

回想終了

今野「そりゃ あれだべ アキちゃん ユイちゃん効果でさ もう ウニ丼が 売れて売れて 笑いが止まんねえって パターンだべ。」

春子「それだけじゃないかもしれない。」

大吉「春ちゃん。」

春子「言われてみたら 私も 想い当たる節が あるんだよね。」

回想

夏「ふん ふふん! これ ! これこれ!」

回想終了

春子「化粧なんてさ 若い頃から 一切した事ない人だよ。」

アキ「ひょっとして ばっぱ 好きな人できたんじゃない?」

一同「いやいや いやいやいや!」

春子「いや~ ない事ないよ。 だって お父さん死んだの いつよ。」

今野「え 死んだ?」

アキ「去年って言ってた。」

春子「去年? 去年! え? そうなの?」

大吉 弥生「んだ んだ んだ んだ!」

春子「まだ1年しか たってないのに やだやだ 考えたくない。 何それ。」

大吉「ちょっと 春ちゃん 落ち着いて考えよう。 だって 夏さん いくつ 64でしょ? いくら忠兵衛さんが 亡くなったからって。」

今野「え? 亡くなった? わ~ いてっ!」

春子「あれよ 問題は 相手が 誰かって事よ。」

大吉「春ちゃんってば!」

勉「ちょっと いいべか。」

大吉「勉さん…。」

勉「近頃 私 内職で 漁協に お邪魔してるんですども。」

大吉「べ 勉さん 大丈夫か? 爆弾発言 飛び出すんじゃねえべな?」

勉「ほぼ毎日 夏さんが お見えになって。」

回想

回想終了

一同「組合長と!?」

勉「そうと決まった訳じゃねえけど…。 やけに 親しげだなあ。 …と思ってました。 しかも 帰りがけ。」

回想

夏「ハハ! じゃあね勉さん ハブ ア ナイス デー! ヘヘヘ!」

回想終了

今野「怪しい!『ハブ ア ナイス デー!』は 怪しい!」

大吉「いやいや! だって組合長の奥さん かつ枝さんだべ!」

弥生「あの2人 今は分かれてるはずだ。」

大吉「やめで弥生さん 流されないで!」

弥生「組合長が八戸だ 北海道だって 走り回って ウニば調達してたのも そうだったのか! 2人が 不適切な関係だと 考えれば 合点がいくという訳だね!」

大吉「やめて! アキちゃんが 聞いてるから!」

春子「駄目 駄目! 聞いちゃ駄目!」

今野「職権乱用だべや。」

弥生「泥沼交際だべや!」

(ドアが開く音)

かつ枝「弥生ちゃん 聞いて聞いて。」

夏「(笑い声)」

かつ枝「やっと 血圧下がったの。」

一同「…。」

夏「何だ おめえら? おっかねえ顔して。」

夏 かつ枝「(笑い声)」

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