連続テレビ小説「あまちゃん」4回「おら、この海が好きだ!」

<そこには まだ幼かった自分の爪痕が残っていました>

<まだ見ぬ東京に 憧れていた 10代だった春子の…>

(鶏の鳴き声)

天野家

アキ「おばあちゃん 今日は 海潜らねえの?」

夏「毎日 潜る訳でねえんだ。 週に2回出れば いい方だ。 おらも年だし 海女は 半分趣味だから。」

大吉「おはようございます!」

夏「ああ おはよう!」

アキ「おはよう!」

大吉「お アキちゃん手伝ってんのか?」

アキ「うん 電車さ乗るの。」

大吉「そうか そうか。 春ちゃんは?」

夏「ああ 夜中さ 帰ってきたみてえだが。」

大吉「ど~れ ウニ丼運ぶぞ!」

北鉄

(警笛)

夏「北三陸鉄道リアス線 通称北鉄名物 ウニ丼は いかがですか!」

アキ「いかがですか!」

夏「もっと 大きな声 出さねえと 売れねえど。」

アキ「いかがですか!」

夏「いかがですか!」

大吉「畑野 畑野に到着です。 忘れ物ないよう ご注意下さい。」

<その少女は 畑野駅から乗ってきました。『この子 普通の子じゃない』 アキは 直感的に そう感じたのです>

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