連続テレビ小説「あまちゃん」50回「おらの大失恋」

ユイ「私一人でも やります!」

種市「ユイ…。」

ユイ「アキちゃんの分まで 頑張れます。 だから 中止にはしないで下さい。」

功「私からも頼む。 このとおり!」

大吉「先生!」

功「娘がね 毎度 お騒がせをして 申し訳ない。」

吉田「土下座はしないんですね。」

功「そこまでは悪くないと思ってな。 まあ しかし ミス北鉄としての 自覚を欠いた 身勝手な行動だったと 本人も反省してる。 何より お座敷列車の言い出しっぺは この私だ! 万一 中止になって 北鉄が廃線になんていう事に なれば  責任取って 私は… 県議会議員を辞職します!」

一同「じぇじぇじぇ!」

喫茶・リアス

ユイ「♬『潮騒のメモリー 17才は 寄せては返す 波のように 激しく』

弥生「だから 感情ってものが ねえのかって!」

ユイ「すいません。」

弥生「謝る時も無表情か? マネキンか!? マネキンだったら飾るぞ! ブティック今野に! このホルスタイン柄のカットソー着せて 立たせんぞ!」

功「あの… あの もう少し 優しく 指導して下さい。」

よしえ「そうね。 ユイは褒められて 伸びる子だもんね。」

弥生「うるせえ! ここは おらの独壇場だ! 外野は引っ込んでろ!」

よしえ「ああ…。」

功「ユイ 頑張れよ。 2人分だからな。」

ユイ「大丈夫。 たたかれても伸びる。」

弥生「歌に感情を乗せて! ♬『私の』」

ユイ♬『私の』

弥生♬『お墓の前で』

ユイ♬『お墓の前で』

ユイ 弥生♬『泣かないでください』

水口「やあ どうも。 中に 入らないの? 面白いよ。 振られただって?」

水口「怖っ… そんな目で見ないでよ。」

アキ「何で知ってんだ。」

水口「知りたくなくても 勝手に 耳に入ってくるよ。 ここの町に人らは 口を開けば アキちゃん ユイちゃんだもの。 あっ ネットの動画見たよ。 あの 海潜って ウニ取るやつ。 いや~ 感動したよ。 もっと浅瀬で チャプチャプ やってる感じだと思ってたから。」

アキ「あれは 本気獲りっつって 一年に1回 沖さ出て なんぼ取っても いい日なんだ。」

水口「へえ~ 怖くないの?」

アキ「そりゃ怖えべ! あの日は 特に 潮の流れが速がった。 でも 怖えと思っちゃ駄目だ。 何でか分かるか?」

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