連続テレビ小説「あまちゃん」56回「おら、スカウトされる!?」

漁協

<早速 海女カフェの構想について ミーティングが開かれました>

ヒロシ「はい! という訳で7月1日 海開きと同時オープンを目指して 皆さんの意見を…。」

夏「まずは やっぱ 南向きだべな。」

弥生♬『南さ むいてる窓を開け』

(笑い声)

ヒロシ「あの 海が きれいなのは こっち向きですけど…。」

長内「東は駄目だべ。 ここらは 夏は やませが吹く。」

夏「南だべ。 なあ~。」

弥生♬『南さ むいてる窓を開け』

かつ枝「開けました 窓!」

美寿々「2階はさ やっぱり オープンテラスにすっぺ!」

かつ枝「いいなあ~! パラソル立ててさ マティーニ飲みてえなあ!」

弥生「ちゃんと メモしろよ!」

ヒロシ「は はい…。」

美寿々「海が見えねえなら いっそ ここに 水槽5~6個置いて 珍しい魚 泳がせたらどうだ?」

アキ「いいね! だったら いっそ でっけえ水槽造って おらが飛び込んで ウニ取るの見せっか!」

(拍手と歓声)

かつ枝「ほいでよ 椅子とか テーブルはよ ロココ調のアンティークな。」

花巻「んでな ここが厨房な! キッチンは ドイツ製 冷蔵庫も。 これは譲れねえ!」

弥生♬『南さ むいてる冷蔵庫を開け』

かつ枝「開けるべ 開けるべ!」

(笑い声)

後日

(拍手)

ヒロシ「先日 伺った 皆さんの希望を 全て かなえますと 2億4,000万かかりますね。」

一同「じぇじぇじぇ!」

弥生♬『億千万 億千万』

ヒロシ「もう 弥生さん うるさい! 大幅に予算を削減して下さい!」

かつ枝「じゃあ マティーニをやめてよ 発泡酒にするか?」

ヒロシ「そういう問題じゃないんです。 そもそも オープンデッキが無理なんです。」

かつ枝「え~?」

ヒロシ「それから 人件費削減のため 内装は 基本 自分たちで やってもらいます。」

一同「え~!?」

♬~(『Inscrutable Battle』)

<試行錯誤を繰り返しながら 漁協を海女カフェに改装する リフォームが始りました>

美寿々「はい これが最後ね~!」

長内「それ~!」

弥生「便所掃除した?」

美寿々「便所は まだだ。」

ヒロシ「アキちゃん 最後は これ。」

アキ「あっ 最後?」

ヒロシ「うん。」

2人「せ~の!」

テレビ

ユイ「今日 ご紹介するのは こちら!」

<このころから ユイちゃんは 一人で テレビに出るようになりました。 あっという間に 人気に火が付き ちょっとした コーナーを 任されるようになってました>

司会「はい 呼んでみましょう ユイちゃ~ん!」

ユイ「は~い! ミス北鉄の足立ユイです。 今日は こちら! 今日は なんと 1,000円で ランチが食べられるステーキ店を 3つ ご紹介します! 足立ユイの『もう お腹いっぱい!』。」

喫茶・リアス

大吉「あ~ 平和だ!」

春子「何よ 急に…。」

菅原「ホントに いいね。 海女クラブのばばあが こっちさ出てこないば静かで。」

春子「ばばあ?」

吉田「ばばあで いく事にしたんです。 毒蝮三太夫みたいに 言い続ければ 気にならなくなるから。」

大吉「最近すっかり ばばあレスで 身も心も軽いもんね。」

吉田「血液が サラサラになったし 背も伸びた気がする。」

春子「ちょっと 言い過ぎじゃない いくら何でも。」

菅原「愛があるから いいの。 ハハハッ。」

吉田「ところで ここって ビデオ見れましたっけ?」

春子「ビデオ? 何で?」

吉田「家にあったんですよ『潮騒のメモリー』。」

菅原「おっ 映画か。 鈴鹿ひろ美の!」

大吉「じぇじぇじぇ!」

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