海女カフェ
PV撮影
ヒロシ「3 2…。」
アキ「じぇじぇ! 袖が浜のあまちゃんこと 天野 アキです! えっと 袖が浜海女クラブでは 新人の海女さんを 募集してま~す!『泳げない方も大歓迎! 7月1日に オープンする 海女カフェのウエイトレスさんも 同時募集してま~す!』
観光協会
一同「こんにちは~!」
「こんにちは~!」
菅原「こんにちは! あ~ 足立君! おれ ちょっと集まり過ぎだろ。」
ヒロシ「これで 半分です。」
菅原「じぇ!」
ヒロシ「残りは午後に呼んでます。」
菅原「じぇじぇじぇ。」
大吉「あ~ きてる! きてるわ 北三陸! ハッハッハッハッ こんにちは!」
海女カフェ
「こっち。 急いで。」
<アキのフォロワーが 6人 新人海女として加わりました。 去年は たった一人の新人だったアキが 今年は 先輩の教育係です>
一同「名物ウニ丼は いかがですか?」
アキ「え~ 観光海女は 接客業 サービス業です。 潜って ウニを取るのは 諸先輩方がやりますので。」
桜庭「えっ 潜っちゃ駄目なんすか?」
アキ「潜り方は 営業時間外に 私や 美寿々さんが教えます。」
坪井「あの うち ウニ触れないんすけど。」
アキ「あっ ユイちゃん!」
ユイ「久しぶり。 いよいよ開店だね。」
アキ「まだ 全然出来てねえんだ。 今日は取材?」
ユイ「ううん 下見。」
池田「ユイちゃんのコーナーで 海女カフェ特集を組む事になったんだ。」
アキ「へえ~。 何か すっかり タレントさんだな。」
ユイ「やめてよ 恥ずかしい。」
アキ「あっ ちょっと待っでて。 ユイちゃんさ 見せでえもんがあんだ。」
アキ「見て!」
ユイ「えっ 何 これ?」
アキ「組合長に頼んで 造ってもらうんだ。 ユイちゃんが躍ったり 歌ったりするステージ。」
ユイ「アキちゃん…。」
アキ「テーブル片づけて 椅子の向き変えだら 100人は座れるって! デビューしたら ここで歌ってけろ。」
ユイ「ありがとう。」
アキ「エヘヘッ。 ほら ユイちゃん。」
<もうすぐ 海開き。 アキが北三陸へ やって来て 丸1年。 この町にとって アキは もう なくてはならない存在でした>