連続テレビ小説「あまちゃん」57回「おら、スカウトされる!?」

北三陸駅

勉「アキちゃん!」

アキ「何?」

勉「あの え~っと…。」

アキ「ごめん 勉さん 電車 行っちゃうから。」

勉「最近 ユイちゃんと会ってる?」

アキ「うん。 毎朝 学校までは一緒だ。」

勉「何か 変わった様子ない?」

アキ「いや どうだべ。 お互い忙しくて…。」

勉「そっか…。 実は ユイちゃん 最近 おらの作業場さ 出入りしてるみてえなんだ。」

アキ「じぇじぇ!」

勉「しっ! 見た訳じゃねえよ 見た訳じゃねえんだけど…。 これ…。」

アキ「ユイちゃんの…。」

勉「だべ? トンネルの中で拾ったんだ。」

天野家

夏「悪いな…。 まめぶ汁 温める 気力もねえわ。 体力もな。」

アキ「大丈夫だ。」

回想

水口「まだ 17歳だろ? まだまだ 知らない世界が ある訳じゃんか。 君自身 無限の可能性を 秘めてる訳じゃんか。」

ユイ「スカウトマンだからよ!」

アキ「スカウトマン?」

ユイ「そう 荒巻太一の事務所の社員。 私たちを スカウトしに来たのよ。 私たちに近づくために 勉さんを利用したんじゃない?」

勉「実は ユイちゃん 最近 おらの作業場さ 出入りしてるみてえなんだ。 出入りしてるみてえなんだ。 出入りしてるみてえなんだ。」

回想終了

(電子レンジの音)

<アキが どんな思いで 家を飛び出したのかは 定かではありません。 こう見えて 私は 爆睡していたからです>

坑道

ユイ「お疲れさまです。」

水口「ありがとう。」

アキ「…じぇ! うわっ!」

(スプーンが落ちる音)

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